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第515号
社員として勤務先に所属しながら、
他社のインターンシップの参加や
副業を経て転職する「お試し転職」が
増えているといいます。
学生でもないのにインターンシップ?と
思われる方もいるかもしれません。
私も何度か転職しましたが、仕事の内容が同じなら
働きやすい環境を選びたいと思う気持ちはわかります。
転職の際、気になったのは仕事内容より、
人間関係でした。
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学生以上に、なまじ職場がどういうものか
わかっているからこそ、環境にこだわりたい、
失敗したくないと思うのかもしれません。
もっともこれは50代が思うことで、
30代の人達はもっとカジュアルに
今よりよいところがあれば転職してみたい、
ちょっとお試ししてみたい、という
求職者優位の時代だからこそ生まれた
仕組みかもしれません。
言えることは
体験してみないとわからない、
ということ。
でも、体験とよべるほどの経験はできないので、
せめて、体感するというのが、
お試し転職だと思います。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/05/b390597934e26828c0bf764293115cc0-300x225.jpg)
これによって、求職者へのアピール
になるだけでなく、入社後の定着に
つながります。
よって、いかに、
よい体感をもってもらうかが
この仕組みのポイントです。
人事制度でも仮運用期間を設けて、
その後本運用がスタートです。
社員のことを考えながら
評価シートを作っても、
いざ運用してみると、
言葉がわかりにくかったり
表現を変えたほうがよい場合など、
あり得ることです。
作っているときには、わからないことを
仮運用期間で試すことで、
微調整するのが仮運用期間です。
この期間を設けることで、
作成した側は運用への手ごたえや自信、
社員側には安心感をもってもらいます。
実際に評価をされることで得られる納得感、
安心感を体感してもらい、本運用に入っていきます。
お試し転職が、社員の定着率を上げる
ための仕組みであるように、
人事制度の仮運用期間も新制度の定着のための
仕組みです。
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お読みいただき、ありがとうございました。
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