賃金制度 利益をまず確保するという考え方

第233号

月曜日は 『PROFIT FIRST お金を増やす技術』

https://www.amazon.co.jp/dp/4478103593

の翻訳者であり、キャッシュフローコーチのお仲間
でもある近藤学さんを講師に招いての勉強会に
参加してきました。

今回はこちらに有志が集合です。
終了後はもうこんな感じでした。

税法の違いもあって、この本そのままは実践
できないのですが、この本の内容を、日本に
合うように解釈しなおして3時間にわたって
伝えてくださいました。

家計でよくやるお金の管理方法が会社でも使える
ということなんだという感想を持ちました。

なぜなら、管理方法を一言で言うと

「最初から通帳のお金が無かったことにしてしまう」
というものだからです。

家計なら、茶封筒とかに使いみちごとにお金を分けて
管理するように、通帳を最低4つに分けるという考え方です。

〇4つの通帳の内訳

・売上

・利益

・税金

・事業経費

そしてはっと気づかされたのが
利益を強制的に残す、利益先取り方式という考え方

いわゆる私たちが知っている会計原則は

売上 - 経費 =利益

PROFIT FIRSTでは

売上 - 利益 =経費

あるいは

売上 - 利益 - 税金 =経費

です。

一見無謀なような利益先取り方法ですが、
これだけしかないとなると、人は節約することを
考えるそうです。

つまり、経費も売上-利益の中に収まるということ。

まず利益を確保するというのは、
実は経営の基本のはずですが、
ついつい出ていくものを優先してしまいます。

ですから、
会社で賞与の額が支給間際まで決まらないのも

出ていく経費が確定するまでは、
賞与予算にホントにこの金額を振りあてられるか、
わからないから、

という話をよく聞きます。

でも、経営は儲けなければ意味がありません。
継続できません。

 

PROFIT FIRST では、

キャッシュフローは決して
“通帳残高”ではありません。

税引き後利益+減価償却-借入返済です。

だから、あらかじめ
金額の見当がつくものは
別通帳に移して、
なかったものとして管理することが
わかりやすいです。

近藤さんは、
利益がなかなか出にくい会社であっても、
利益の1%は資金移動(通帳移動)して
利益を残す習慣をつけるべきだと説きます。

“ 利益を出すのは習慣である ” と。

大きな利益が出たら、預金しよう。
ではないということですね。

 

もちろん、この4つの通帳管理方法は
売上が毎月大きく変動する会社では
なかなか使えないというデメリットはありますが、

近藤さんは、会社の規模には関係なく、
この考え方は使えると言います。

賞与予算をあらかじめ決めたり、
会社の業績が〇だったら昇給は〇円
というのをあらかじめ社員に約束しよう
というのが、私が作る賃金制度ですが、

原資ありきで、増えたら多く支払う、
減ったら少なく支払うというだけのはず
なのですが、利益については、
最後まで決定したくない
という感情が働くようです。

 

それは、どうしても

売上 - 経費 =利益

という、お金の流れの法則に
囚われてしまっているからでしょう。

 

では、利益がでないまでも
マイナスにならず収まっているかというと、

実は” 売上-経費 ” の段階で
マイナスになることがわかったうえで
経営している会社も多いようです。

どう考えても経費が大きすぎる、
ということはわかっても、
『借入金』で対応してしまうというものです。

いわゆる赤字補てんのための
借り入れは、雪だるま式に増える一方
ですから、まず黒字になんとか持って
いかなければならないでしょう。

と、私は思うのですが、
借入金については、
経営者の皆さんそれぞれに、
お考えがあることも知っています。

まさにそれぞれの” あり方 ” ですね。

 

これは4つの通帳に分けたうちの
利益通帳の利益の使いみちについても、

どうありたいか
なんのために働いているのか
会社をどうしたいのか

に、つながります。

成長のための資金とするのか
緊急時のための積立金とするのか

 

PROFIT FIRST では、

四半期ごとに利益口座の50%を
オーナーが利益の分配として受取り、
残りの50%は利益口座に
積立金として残しておく

という方法を提案しています。

これもまた、” あり方 ” ですね。

経営者のあり方であり、
それが社員の幸せにつながっている。

そんなふうに利益を使えるといいですね。
経営の調子がいいときも、悪い時も。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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