準備するのは何のため

第743号

日曜日は2回目のワクチン接種でした。

小心者の私は、事前に解熱剤を買い
スーパーで食料を多めに買い

月曜日に送る予定のメールなどを
事前に書いて、などと
前倒しで準備していました。

やっぱり準備は大切です。

備えあれば憂いなし、って
言いますから。

ことわざの意味は
普段から準備をしておけば、
いざというとき何も心配がない
というものです。

でも、本当に心配ないか
と言われたら。

抜け落ちはないでしょうか。

このことわざのいう
「心配ない」というのは

憂いなし=完璧、ということでは
ないと理解しています。

今日はなぜ、そう思っているのか
について、書いてみました。

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私の思考の特性は、
ひとつひとつ積み上げて
考えを進めていくのが
得意という、

効き脳診断のBの特性
があります。

効き脳についての説明はこちらを参照
https://www.suzukey-stone.com/2021/02/02/690/

ゴールを先にイメージできて
逆算できる特性の効き脳Dの
人よりは、準備や計画してから
進めるのは得意です。

裏を返せば、ゴールをイメージ
するのが苦手ということで、

だから、積み上げていった先に
ゴールが見えてくるまでは、心配です。

そして、余計に入念に
着実に積み上げていきます。

効き脳に良い、悪いはなく
いわゆる強みがそれぞれ違う、
ということ。

そんなふうにして、入念に
やっていても、抜け落ちが
避けられないことも知って
います。

そもそも副反応が出るかどうかも
初めてのことですから、わかりません。

じゃあ、その場でその都度考えても
よさそうなのに、どうして準備をする
のでしょうか。

準備、それも入念な準備の先にしか、
何か、想定外のことが起きたとき、
臨機応変に対処できないからです。

試験前に「これだけやったんだから
後はやるだけ」って思って試験に
臨んだ経験がある方も多いのでは
ないでしょうか。

ちゃんとやるだけのことは
やったという気持ちがあるからこそ、

想定外のことが起こっても
バタバタ慌てない、

とは言い切りませんが、

やるだけのことはやった、
だから、どうにもならない
ことは、しょうがない。

と、落ち着いて考えることが
できます。

人事制度のスタート時
社員説明で初めて社員の
みなさんに説明するとき、

あの社員がこんなことを
聞いてくるかもしれないから、
もっとこうしておこう、とか、

評価シートを見直してみて

もっと評価項目を増やしたい
など、

作成の最終段階でも
いろいろなことを思案し、
悩まれます。

完璧を目指しすぎると
なかなか運用に踏み出せません。

現代のように、社会情勢の
スピードが早いと、完璧を
目指すあまり

時間をかけていると、すぐに
その評価項目が使えなくなる
可能性もあります。

それでも、しっかり運用し続けたい
と思うほど、慎重になります。

作成は6割でよい、と
最初にお伝えしていても、

作る側の会社としては、
納得できないと、ゴーサインは
出せません。

これもまた、ひとつの、入念な
準備と言えると思います。

ただ、悩みどころが、非常に
細かいところだったりもします。

「大丈夫ですよ」
と言っても、

人と人は感じ方が違うので

そんなこともあって、
人事制度では、仮運用期間を
本運用前に、挿みます。

そして、準備には限界があって
やりながら答えをみつけて
いくしかない

臨機応変な対応しかない

ということに、この期間の
なかで気づいていただきます。

それでも、また悩む方も
確かにおられますが、

それは、何のために
制度を作るのか

ということが、最初に明確に
落とし込めていなかった、

というような別の理由も
関係します。

まずは半歩でも、踏み出す
ことが大事です。

やるだけやった先に
臨機応変が活きてきます。

ただ、人事制度の場合は
完璧には人を評価できない

という抗えない事実があることも
事実です。

だから、準備をするのは、

完璧にするためではなくて
想定外のことが起こったときに
臨機応変に対応するためだと
思っています。

やっぱり、準備は大事です。

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