![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/11/9989f02447843bb8a7babfb3da74b594-500x400.png)
第960号
先日BSフジで放送された
「どん底を味わったサムライたち」
という番組の中で、ヤクルトスワローズの
キャプテン山田哲人選手が
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/03/c89bb2a9705d61b3c42c6681ed87edef-150x150.png)
「WBC…、出たくない」と本音を
漏らしていました。
理由は「しんどい」
「もうけっこうキツイ」
ということです。
それは、つまり、山田選手にとって
WBCに出ることが『快』(楽しい、快感)
ではなくなっているということなんだと
思うんです。
心理学でいう『選択理論』は、
人の行動には目的があって
プラス要素である「快」しか
選択しないというものです。
仕事の現場でも、
「どうして、こうやればうまくいく
と教えているのに、あの部下はやらない
んだろう」
ということがあります。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/04/6eb5583391c33d781c54d858995732c4_s-300x200.jpg)
それは、その部下にとって
「快」ではないからですが、
実際には「快」ではないと
思う仕事を、選択しなければ
ならないときもあります。
————————————————————-
山田選手は、国際試合にめっぽう強い
と言われ続けて、チームで不振でも
ジャパンでは活躍してきた人です。
その人が代表歴10年を過ぎて、今、
チームとの兼務による負担と責任
の重圧から、
快とは言えない感情、
いわゆる、もう楽しめない状況に
追い詰められているのを
インタビューからも感じ取れました。
何を快と感じられるかどうかは
人それぞれに違います。
仕事でも、現実には、
快ではない仕事も、無理して
やらなければならないことが
あります。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2022/07/fcfcf21d355a98b77168bb9d9bb85aa4-300x200.jpg)
その連続だという方もおられる
かもしれません。
そういう場合は、不快を避ける
という選択をして、行動に結び
つけています。
あれよりはまし、という考え方です。
不快を避けるというのも、快の選択です。
それでも、あえて理想を語れば、
無理してやらなければならない
マイナスの状況は、一時の
緊急避難であって
快とはいえない仕事を継続
してやり続けることは苦痛
でしかなく、
それは、本人にとっても会社に
とっても、生産性という成果を
期待できるものではありません。
そのことを前提としたうえで、
「しんどい」「キツイ」という
状況の手前の段階であれば
すべてにおいて快でなくても、
いったん行動することはできます。
その方法は、
自分で、やるということを選択
する。ということです。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/09/28fdd008db8213eaab0ab28f2c5bc543-300x200.jpg)
快ではない仕事と向き合った
うえで、快ではないという
自覚をもって
「やる」と選択できるかどうか、
です。
言われたからとか
しょうがないから、ではなく
自分で決めて選択しなければ
結局「やらされ感」という
マイナスからは、逃れられ
ません。
まずは、その仕事を快に感じて
やることが出来る人がいれば
やってもらうという選択肢が
ないかどうか見極めたうえで、
自分にとって快ではないけれど
自分がその仕事をする意味を
見いだせることができれば、
その仕事をやる、という
選択ができます。
ここを丁寧にやらないと
結局は、上司の鶴の一声で
決定した、
→自分事ではない
→指示待ち
ということになってしまい、
生産性は期待できません。
ところで、実は、快かどうか選択
するための情報が少ないことから、
快ではない、と判断しているかも
しれないことがあります。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/04/2adbaa090708fe745eb7687d6f141d9a_s-300x208.jpg)
面倒だ、とか、
やったことがないこと
=快ではない(辛い、苦しい、不快)
ということではないと思います。
入社1年目で任された仕事が
作業レベルのように思えても、
会社全体にどう関係して
いるのか
自分の役割はどういうものなのか
どういった貢献ができるのか
こういうことがわかれば
点が線になって会社の仕事と
つながって見えます。
つながれば、その先にある
会社が目指す目標もイメージ
できるというものです。
そもそも知らないことは
選択できません。
こうなるんだ、って
わかれば、
ちょっとやりたくなります。
「楽しめる」と感じられれば、
それは快として選択できます。
自分の仕事の意味を知ることが
できれば、
あるいは、仕事に意味を見いだせれば
その仕事は、自分にとってプラス要素の
『快』になります。
お読みいただきありがとうございました。
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