少しずつ「確認する」コミュニケーション

第959号

社長は常に、先の先を読み、
経営判断していると思います。

多かれ少なかれ
24時間仕事のことを
考えています。

何十年か前、理美容業界で
秘書をしていた頃、

入社初日に、社長に
「私のように24時間とは言わないけれど、
会社に居る間は会社のことだけ考えていて」

と言われたものです。

今なら気持ちはわかりますが、
当時はただただ圧倒された
ことを覚えています。

でも、たとえそうできたとしても
社長と社員は見ている景色が違います。

社長と同じようなものの見方は
できません。

それでも、同じように、とは
いきませんが、
少しずつ、確認しながら
伝え続けることで
ギャップは小さくできると
思います。
———————————————————

そもそも人と人の思考は違う
ということを理解している社長が、

だからこそ、
社員にわかるように
言葉を選んで話してみても、
その準備や熱意が空回って
しまうことがあります。

「いったいどうしたらいいんでしょう」

という、あきらめきれない社長
からの相談をいただくことがあります。

伝えたからといって
伝わるものではないと
頭ではわかっていても

ついつい、

「伝えているのにどうして
できないんでしょう」

ということになります。

例えば、事業戦略のたたき台を
依頼したとき、

全部一度でわかってくれなくても
いいので、

わかるところまでで作ってみて
ほしいと依頼したところ、

「全然やっていないんです。
これだけ言ってもだめなら
お手上げです」

こんな社長の嘆きを聞きながら、
同じようなことを別の会社でも
聞いたなぁと思い、
同じことを社長に聞いてみました。

ペットボトルのお茶を
コップに注ぐ方法を
説明できますか?と。

ペットボトルを見たことが
ない人に蓋を開けてコップに
注ぐまでを説明すると、
どういう説明になるでしょう。

行動を分解してみてください。


答えは、
27工程に分解することができます。

細かく説明しているつもりでも
開け方をすでに知っているので、
無意識に工程を省いてしまって
いることがあります。

これはわかるだろうと省略した
ところが、実は開け方を知らない
人にとっては重要だったりします。

ですから、伝えていると言っても
やはりどこかに、伝えきれていない
ことが、きっとあるのではないかと
思ってみることが必要だと思います。

「だったら、聞いてよ」って
社長は思われるかもしれません。

初めて聞く社員からすれば
どう聞いていいのかわかりません。

24時間考え続けている社長
の思考に追いつくには、
タイムラグがあります。

ゴールを知っている社長の
ほうから、

ここまでわかった?

どこまではわかった?と

理解度の確認をしていかないと
ギャップは広がるばかりです。

行動ができ始めるようになっても、
やっぱり、

伝わっているか?

という確認をし続けることが
大切です。

なぜなら、
人は、わかっていなくても
わかったふりをするものだからです。

別の言い方をすれば
わかったつもりになってしまう

自分の解釈で動いてしまう

ところがあります。

理解度を「確認」する
というのは、

相手の思考のタイプを知る。

相手の話を聴く。

ということでもあります。

私は、これを、
コミュニケーションとして
捉えています。

そうやって、1歩ずつ進めて
いけば、歩調が合ってくる
というものです。

こうお伝えすると
「手間がかかるものなんですね」
と言われてしまうのですが、

確かに、すぐに自律自走、とは
いきません。

そこを目指すために
歩調が合う、

すなわち
社長がほんとに伝えたいことが
伝わって、共感される部分が
増えていくことです。

共感が増えれば、スピードは
上がります。

そうした先に、自律自走があります。

人が育ち、組織が成長し成果を
出すには、取り組む順番が大切です。

お読みいただきありがとうございました。

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