変わることを選択する

第957号

臨済宗の僧侶が、
なぜ私たちは厳しい行を行うのか、と
師匠の老師にたずねたところ

ひとつはお釈迦様のお気持ちを知るため。
もうひとつは、無意識の意識。

人間の脳の95%は、感じているけれど
無意識の世界にある。
それが、1週間も寝ないで行に励んで
いると、無意識の世界を意識せざるを
得なくなる。

そういうところから変えていかないと
人間の本質は変わらない。
だから厳しい行を積む。

ということだと言っておられました。

そこまでしなければ変えられない
無意識の領域。

人が変わるのはやはり難しい、
ということなんだと思います。

それでも変わることを自分で
選択するのなら、

1週間寝ない、なんてことは
できませんが、

行動パターンを変えることで
少しずつ変わっていくことは
できると思います。
———————————————————–

人はやらされたとか、
しょうがなくて、と言っても
行動するとき、自分で選択
しています。

そしてそれは、自分にとっての
不快でなく、快を選んでいます。

たとえ、周りはどうして
そんなことをするんだろうと
思うようなことでも

本人にとってなにがしかの
心地よさがあって選択している
というものです。

その人の価値観が選択には
あらわれます。

ですから、行動を変える、
あるいはその先の結果を
変えるには、

根幹にある価値観を変える
必要があります。

そして、それは僧侶の厳しい
行をもってでもしないと、
なかなか変えられるものでは
ありません。

それでも変わりたいと思うなら、
それまでとは違うものを
最初は意識してでも、
選択することだと思っていて、

私自身も行動を変え結果を
変えたくて
去年あたりから意識して
実践するようにしています。

簡単に手に入る快ではないけれど
不快ではない選択をしています。

とはいえ、
いままでの行動を変える
といっても、

いつもの通勤路をちょっと
変えてみる。

1駅前で電車を降りる。

こんな、いつもの行動パターンを
少し変えることからでも

今までと同じではない、
何かを得ることができます。

これは、課題の解決に
取り組むときの氷山モデル
の考え方です。

よく氷山の一角という
形容をするように、
海に浮かぶ氷山は
目に見えるものだけでなく
海の中にも氷山はあります。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
目に見える問題
(=海面の上に見えている部分)は
「できごと」です。

海の下には、そのできごとが
発生する「パターン」があり、

その出来事、パターンを引き起こす
「構造」があり、

一番下に思い込みや価値観などの
「メンタルモデル」があります。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

価値観が変わらなければ、
問題はまた形を変えて
出現します。

ですから、「できごと」レベルに
都度反応するのでなく

通常、コーチングでは
「メンタルモデル」を
変えられるとよいのですが、

外からは変えられないので、
その上に位置する
「構造」を変えることで
解決しようと考えます。

人はメンタルモデルに触れ
ようとした瞬間から、
変わりたくないという信号が
点滅し、抵抗するからです。

では、他人でなく
自分で自分のメンタルモデルを
変えようとしたら、どうなるか
と言うと、自分の中に大きな
葛藤を生みます。

ですから、「できごと」を引き起こす
原因である構造を変える、

即ち、構造によって、生まれる
「行動パターン」を変える
という方法をとります。

私が心がけている
簡単に手に入る快ではない
けれど、不快ではない選択
をする、

というのも、なかなか簡単ではない
選択もあります。

先日、20年ぶりに前職の会社を
訪問しようと思い立ったのも
私の行動パターンを変えるための
一環でした。

10年後の自分の事務所経営を
考えたとき、

行動の行き詰りを感じ、それを
打開して、さらに前に進むために
働きながら社労士の資格を取った
ときの前職の会社に立ち戻り、

そこからもう一度、スタート
してみよう、と思いました。

勿論、会社が何か課題を抱えて
おられるなら、支援したい
とも思っていました。

訪問を思いついてはみたものの、
20年ぶりに訪問というのは
精神的にハードル高かったです。

この、普段ならやらない行動、
これが、「構造」を変える、です。

こちらの一方的な思いに
付き合って、暖かく
社長に迎えていただき
わかったことは

やる前から勝手な思い込みで
行動を躊躇するのは、いったん
捨てよう、
という気づきです。

自分のメンタルモデルを
見た気がしました。

1回で「構造」が変わったとは
言えませんが、変わることが
できるという実感がもてました。

後はこのような選択を続けて
行動を積み重ねていけば

行動パターンが変わって
人は変わることができます。

仕事自体で置き換えてみても
例えば、ビジネスモデルや
目標設定など、

何を選択するのか、というところに
意識を持って、同じものを選択
し続けていけば「再現性」が手に入り、

今までの選択を、変えていけば
「できごと」が変わります。

お読みいただきありがとうございました。
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