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第484号
昨日、日本ラグビー元日本代表廣瀬俊朗さんの
ことについて書こうと思って、記憶と事実が
間違っていないか、ネットで検索していると
「心理的安全性」について廣瀬さんが
話している記事がありました。
引用した記事 ↓
https://logmi.jp/business/articles/320714
「心理的安全性」については、以前のブログでも書きました。
これは、職場において「自分の考えや感情を
気兼ねなく表明できたり、本来の自分を安心して
さらけ出せる」と感じられる
場の状態や雰囲気を指しているものです。
2016年、米グーグル社が
自社で取り組んできた労働改革プロジェクトの
結果を公表した際、成功するチームにとって
最も大切な要件として心理的安全性を上げていた
ことから、一気に知られた言葉です。
グーグルはプロジェクトの結果として
「心理的安全性が担保されているチームほど、
高い生産性を発揮する」と結論付けました。
適度な距離感、親密性を望む人が多い
と言われるなか、チームとして
高い生産性を発揮するには、
自分の考えや感情を気兼ねなく表明
できたり、本来の自分を安心して
さらけ出せる環境づくりが必要、
ということです。
廣瀬さんは、日本代表のキャプテン
として、心がけたこととして、
チームのことをみんなが好きになること。
最初は「家族みたいな軍団」という
雰囲気をすごく意識して作ったといいます。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/11/no-saido-300x200.jpg)
そう言えば、TBSドラマ「ノーサイド・ゲーム」でも
柴門監督が就任早々「これからは家族だ」
と言うところから始まっていました。
そしてことあるごとに、「家族になるんだ」と
言っています。
このドラマでも家族になる、はひとつのキーワード
のようです。
家族になるために
廣瀬さんがやったことは
1.ニックネームで呼び合う
2.場づくり
3.権限委譲
直接的に心理的安全性を意識していたわけでは
ないようですが、
まずこれらをやると決めて
そして行うことによって
人間関係がよくなります。
そうして、信頼関係も高まった
ところで、権限委譲、任せることで
積極的に発言するようになり、
自分の強みを発揮するようになります。
結果として、チームに何かしたい、
という貢献の気持ちが芽生えます。
これはチームビルディングの視点から見ると
組織力
↓
関係力
↓
人材力
という、チームビルディングの順番通りでもあり、
理にかなっています。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/09/326ff23bac5eec883ebb5e9d0bdf958f-300x200.jpg)
そしてなにより2015年の日本代表が
大義としてかかげた
「あこがれの存在になりたい」
そのために
「勝とう」と決めたといいます。
勝つことが目的ではなく
「あこがれの存在になりたい」これが目的です。
それはすなわち
「日本のラグビーを変えること」だと言います。
2015年、日本のラグビーは
変わる芽ぶきはありました。
今年、それは結実するのか、
数カ月後にはわかるかもしれません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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