生産性向上とは、効率をあげることが目的ではない

第511号

これまでも、いろいろと生産性の向上について
書いてきましたが、仕事の割り振りを見直す
ことが生産性を高める第一歩だと書いてきました。

つまり業務の効率化ですね。

と、ひとくくりに言ってしまうと、
それは少し違ってきます。

それが、2016年にグーグルが発表した
労働改革プロジェクト
(プロジェクト・アリストテレス)の中にも
でてきた、『心理的安全性』です。

社員一人ひとりが、会社で本来の自分を
さらけだすことができること

これが、生産性の高い組織の要件のひとつです。

それを受け入れるための『心理的安全性』、
つまり他者への心遣いや共感、理解力を
醸成することが、間接的にではあるが、
チームの生産性を高める。

ということです。

生産性を上げるというと、どうしても、
ひとりで倍の仕事を担当し、忙しくなる。
というイメージが先行しがちです。

だから、できるだけ機械で出来ることは
機械に任せて、効率を上げる。
と、なりますが、効率を上げること
ばかりに気を取られると、必要な、
例えばコミュニケーションまでもが
削られてしまって、真の生産性向上
にはつながりません。

効率と生産性向上とは同義語ではない
のだと言ってきました。

生産性向上と効率化

もちろん、無駄な作業を減らすことは必要です。

ここでのポイントは、無駄かどうかを
見誤らないようにしなければならない
ということです。

基準になることのひとつが
「時間軸」です。

短期的にみれば、無駄を省いて、
シンプルにすることが大切なことも
たくさんあります。

太極拳では物理的なスピード以外に
一連の動きの中の「動作数」
に着目したスピードがあると
坂本春之さんは言います。

坂本さんは、
私が所属する一般社団法人
日本キャッシュフローコーチ協会の
コミュニティアドバイザーであり
中国拳法の2012年世界大会
トリプルメダリスト
(個人総合、形意拳、八卦掌)です。

動作数が多くなれば、
結果的にその動きは
「遅く」なるし
動作数が少なくなれば、
結果的にその動きは
「早く」なるからです。

1つの突きを打つのに、

かまえて
拳を力を込め
膝にためを作り
腕を引いて
それから打ち出す、
という5動作を
1動作でやれたら

それだけで早さは5倍になる
という考え方です。

物理的スピードではなく、
動作数をできるだけ
少なくすることで得られる
早さを目指して

ゆっくりと型を練習し、
最も正確で効率的な動きを
身に着けていくそうです。

そのための
無駄を省く=シンプルという効率は
“あり”だと思います。
早さに追われて疲弊する
ということは、ないでしょう。

とはいえ、効率となかなか相容れない
のが、人材育成です。

ご承知のように、人材育成は
時間がかかります。

中小企業は、大企業より、
仕事を通じて人材育成してきた
傾向が強いです。

育成のためには、あえて効率が下がる
ことも想定したうえで、
“仕事を任せる”ことも必要になります。

短期的成果を求めるものと
長期的成果を求めるもの。

このすみ分けをしたうえで、
使い分けられるとよいのですが。

なかなか難しいですが、
何が無駄なのか、というより
もっと動作数を少なくすることで
得られるスピードを目指すということを
頭において、考えなおすしてみましょう。

お読みいただき、ありがとうございました。

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