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第510号
評価制度を作ろうと思ったのは
社員に賃金の決め方を「開示したいから」
どんな制度を作りたいですか?
「公平な制度」を作りたい。
これらはよく聞くことですが、
実は大切なことは、「納得してもらう」こと。
いよいよ来週が最終回のTBS日曜劇場
「ノーサイド・ゲーム」
最終回前の回で君嶋GMが滝川常務に
現在の上司で今回の黒幕だった脇坂に比べ、
滝川さんのほうが「フェアだった」
というくだりが出てきます。
いわゆる「公平」ということですね。
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上川達也さん、やはり良い人の役でした。
でも、ドラマを見てきた人は
ご存じのように、
公平だからといって、
滝川常務の言うことに
君嶋は、決して従ってこなかった
ですね。
むしろ敵のように思っていました。
そのやり方に納得していなかったのです。
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そもそも、処遇の決定方法を
開示しても、それが即、納得には
つながりません。
納得性というのは
主観そのものだから、手ごわいです。
「納得性」と「公平性」
そして、”開示する”ということに
代表される「透明性」は、
評価において、大事な要素です。
「納得性」を高めるために、
評価の基準にしたがって
公平に評価するという「公平性」。
評価過程や結果、理由を明らかに
開示したうえで、フィードバックや
説明を行う「透明性」がある
という関係性です。
納得性は、
誰がどんなやり方をしたか
何を語ったかなど
運用時の対応に左右されます。
この上司は見てくれている、という
信頼感が大きな影響を与えます。
ついつい評価の研修というと、
公平性や透明性に主眼を置いて
しまいがちですが、
納得性が制度運用の鍵をにぎります。
いかに納得性を高められるかを
意識することが、運用の成否をわけます。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/04/パワーと可能性-300x200.jpg)
お読みいただき、ありがとうございました。
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