過去から変わらないやり方を可視化して制度にする

第461号

今日の金曜ロードショーは夏の風物詩にもなった

「サマーウォーズ」10周年記念の地上波初ノーカット放送
http://s-wars.jp/
これだけは、毎回テレビ放映のたび、観てしまいます。

今年は、京都アニメーションの放火事件が
あった後だけに、少し違った感情も持ちながら
4回目の放送を楽しみました。

今となっては普通に耳馴染みのあるAIや
仮想世界が、2010年にすでに映画に登場
していたことを再認識。

観終わって思うのは
10年前に観た感情と
今日観た感情はいずれも同じということ。

家族とか仲間のありがたさ
普通の人のカッコよさ。
そしてなにより長野県上田市の原風景に
癒されます。
そこには理想の田舎が描かれており、
理想の大家族像が描かれています。

理想だから、大家族の現実を見ていない
等々の批判もあるようですが、
いいよなぁ~こういうところに帰省したい、
と、思わせてしまうのだから仕方ありません。

この毎回観ても湧き上がる感情は
理屈じゃないんですよね。

こういう世界観が好き、落ち着くという感情は
10年経っても変わらないものです。

人事制度のように、10年以上使える
ことを念頭にした制度を作るとき、
気をつけなければならないのは、
そこに理想を盛り込まないということです。

まだやったことがないことは、制度に
落とし込めません。

ついつい、この機会に
今まで思っていたことを盛り込みたい。
よりよいものを作ることが良いこと
と、思ってしまいがちですが
すでに試して経験していることだから
制度に落とし込むことができるのです。

現在の支給方法を可視化して
説明できるようになりたい、
という目的をつい忘れてしまいます。

賃金制度部分について
支給するかしないか
増やすか減らすか、など、
普段日常的に判断している
”お金のこと”としてとらえると

賃金表を作って、そこに社員の
現在の賃金をあてはめると生じる
調整給の扱いについて、
すんなり結論を出せてしまいます。

結論は出ますが、そもそもの原因である
調整給がどうして出てしまったのか、
ここを検証しないと、その結論が
ふさわしいのか、どうなのか
わかりません。

評価では一般職の階層に該当する
社員の賃金が高いときに
調整給が生じます。
いわゆる支給が多すぎる(もらいすぎ)
という現象です。

この調整給が出ないような
賃金表を作ることを目的とする
ことは否定しませんが、
そのために等級を上げたり
中堅職にしてしまったりという
やり過ぎる行為をしてしまう
会社も出てきてしまいます。

現在の力量はどこの階層なのか
どのように成長してもらいたいと
思っているのか

と、考えれば当初一般職とみなした
社員をどうして中堅職とみなすことに
変えたのか、説明できなければ変更は
できません。

評価づくりでは、会社が社員に期待することなど
あり方を大事にしているのに
賃金制度づくりでは、支給方法という
やり方に引きづられ過ぎて、制度がなかった
ときに支給していたときの考え方を
忘れてしまいがちです。

現在の状況を新しい制度に完璧に
合わせすぎようとする結果
自分達で運用するときに違和感を感じて
結局使えなくなってしまうことに
なってしまいます。

制度が大事なのではなく、
まず初めにどういう意図で評価しているか
昇給、賞与を決めているか
というのが大事です。

制度の作り方、やり方に合わせることが
運用できる制度ではありません。
これまで自社で説明はしてこなかったけれど
支給してきた方法を可視化するから
運用できるんだということを、
覚えておいていただければと
思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

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