人事制度は後継者へのメッセージ

第381号

平成はおごそかで厳粛に始まりましたが、
令和の初日は、昨日に引き続き、
祝賀ムードで始まりました。

テレビでもまるで大みそかのにぎわいと
言っていたように、お祝いにあふれています。

1月にスタートダッシュをきれなかった人も
仕切り直しで5月から再スタートきれそうな、
そんな予感いっぱいで令和元年初日を迎えました。

一部ではこのムードのなか、恩赦という話も
出てきています。

忘れてはいけないのは、リスタートで
何度でもやり直しはききますが、

リセットで、なかったことになるわけ
ではないですね。

雲仙普賢岳火砕流から始まって、
阪神淡路大震災、東日本大震災

その他にも豪雨や台風、平成は災害が多くて
まだまだ生活の立て直しの目途がたっていない
方もおられます。


平成から令和に変わったと線引きするのでなく、
引き継がれていることを意識していきたいです。

 

昨日の退位礼正殿の儀を
今日は即位後朝見の儀を
テレビでちらっと見ることができました。

いつも儀式の中央に立っておられた方が
変わったことで
「あぁ時代が変わっていくんだなぁ」と感じます。

 

天皇の皇位継承を見て、民間の事業承継を
想像するというのは、不遜なことかもしれませんが、

嫌でも先代と比較されてしまうという
プレッシャーも少なからずおありだろうなぁと
想像します。

とはいえ、幼少から天皇になることを意識し
ご学友に「天皇になることを楽しみ」
という表現をされていた天皇なので、
異に返さないかもしれませんが、

現代はネットが発達しているので
一挙手一投足に注目が集まることも
事実でしょう。

天皇家は、皇位継承者には小さいときから
まさに帝王学を学ばせられます。

帝王学では、天皇としてのあり方、考え方、
歴史などを学ばれて、なぜ日本は戦争をすることに
なったのか、ということもきちんと学ばれたと聞きます。

その中で自然と天皇として即位する覚悟や責任、
それ以上に楽しみと思う気持ちを育まれていかれます。

民間の企業では、事業承継と言っても、
学びの時間は短く、なかなか後継者は
当事者意識を持つことができず、
モチベーションを維持するのが大変です。

後継者の悩みはお金ではなく、人、人、人です。

一人目の人は、先代との悩み
二人目の人は、社員との悩み
三人目の人は、自分自身との悩み(葛藤です)

会社のルール、仕組みも勿論大切ですが、
それは慣れればわかることです。

 

よく“人は会社の財産。事業は人なり”という言葉がありますが
中小企業の社長とお話していると、少なからず同様のお話を
お聞きします。

でも、この意味、具体的に言うとどういうことですか?と
おたずねすれば、社長の数だけ答えがあります。

いわゆる『理念』と言ってもいいかもしれません。

” これを理解したうえで、次世代を切り開いていく ”
というのが正しい承継ではないかと思うのです。

引き継いでから、後継者が真に自分の思い通りに
経営できるようになるには、早くて5年かかります。

この5年というのは、顧問先を見ても、
まさにほぼその通りです。

コンサルタントとして人事制度を作るとき、
先代と後継者おふたりと一緒に作るようにしています。

人事制度は先代が社長としての経験、やってきたことを
可視化してまとめます。

いっしょに人事制度をつくりながら

・自分の今までの評価で何を認めてきたのか
・どのようにそれを賃金に反映させてきたのか

これを可視化して、後継者に手渡しながら、
先代は、次のようなメッセージを贈りることになります。

これが私が今まで社員を評価してきた中身です。
これに基づいて昇給・賞与を決めてきました。
今回それを可視化したのが賃金制度です。

まずはこれを守って経営を始めてください。

そして、やっていくうちに、様々な環境変化の中で
社員の成長も変わっていきます。

そのときは、それに合わせて
あなたが評価の内容を変えていってください。

でも、その変化は、徐々に、環境に合わせて、
社員の成長が変わることに呼応して、
自然と制度が変わるというようにしてください。

この順番が守られれば、
きっと後継者の ”人の悩み” は解消するでしょう。

お読みいただき、ありがとうございました。

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