第241号
すっかり恒例となった今年の漢字は『災』に決定しました。
yahooニュースより
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-00000347-oric-ent
今年は、193,214票の応募のなかから、
「災」が20,858票(10.80%)を集めての1位
2004年に選ばれているので、2回目の選出です。
平成最後をネガティブな言葉で終わるのも
どうなのかなぁって思いますが、
それだけ人々にとって、今年の災害は
インパクトがあったということでもあります。
まだ、復旧なかばというところもあります。
公益財団法人 日本漢字能力検定協会報道発表資料よりhttps://www.kanken.or.jp/kanji2018/common/data/release_kanji2018.pdf
2004年も ” 災い転じて福となす ” という思いを込めて
選出されたといいます。
災い転じて福となすとは、ネットの辞書によると
身にふりかかった災難を、うまいこと活用して、
そのまま自分に役立つものとして利用するさま。
あるいは、厄介ごとが一転して幸福の種に転じるさま。
「災いを転じて福となす」とも言う。
解っているのに抜け出せない、
いわゆる“どつぼ”にハマった状態の経験
ってだれにでもあると思います。
https://www.amazon.co.jp/%20dp/4492555757
この本には、物事の構造は、どのように回っているか、
どの立場から見ているかで、
「好循環」にもなり「悪循環」にもなるといっています。
ですから氷山モデルのこの構造の部分は
良い、悪いではないといいます。
悪循環を“転じて”好循環にする方法を
システム思考で表現すると
睡眠時間 →[短い]→「疲れ」→[たまる]
→「仕事の能率」→[下がる]→「仕事の時間」
→[長くなる]→「睡眠時間」→[少なくなる]
これが悪循環です。
でも、睡眠時間が長くなる、で始めるとこのループは
好循環に変化します。
睡眠時間 →[長い]→「疲れ」→[たまらない]
→「仕事の能率」→[上がる]→「仕事の時間」
→[短くなる]→「睡眠時間」→[増える]
このときの考え方は、
構造そのものを変えるのではなく、
どうしたら悪循環を好循環に変えられるだろう
と考えることで問題解決するといいます。
構造そのものを変えるというと、
自分の内面に働きかけて、
自分を責めてしまいがちですが、
自分が陥った状況を
簡単なループ図にしてみることで、
客観的になることができます。
単に、何らかの影響で自分はこのように考えたのだから、
そこを変えれば “ 転じる ” ことができます。
つまり、構造に働きかけて、
構造を変えることができれば、
人格や性格を変えなくても問題は解決できます。
お読みいただき、ありがとうございました。
つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。