システム思考で悪循環を断ち切る

第240号

今年もあと3週間。
平成最後の年賀状も書かないと。

あせってきました。

毎年同じことを繰り返しているように思います。

 

なんとかここまでに、
来年4月から始まる働き方改革関連法のなかの
年次有給休暇の確実な取得(5日)を
お客様に伝えられましたが、

ここからは、2023年から施行される
月60時間を超える時間外労働に係る
割増賃金率(50%以上)について、
これまでの中小企業への猶予措置が廃止
されることから、残業時間の削減のサポート
をしなければならないと思っています。

~働き方改革~
https://www.mhlw.go.jp/content/000335765.pdf

 

現状、会社全体としては、
残業時間は30時間未満に
おさまっているのですが、
数人について、削減できていない
という状況が見られます。

有給休暇の取得状況も同様ですね。

9割の人が取得している一方、
1日も取得していない人がいる、
という状況があります。

 

残業の実態を調べてみると、
だいたい管理職、役職者の残業が
減っていいません。

現実には、
残業削減によって部下を早く返す代わりに、
ご自分が残業しているという方もいるでしょう。

ただ一方で、

当初から残業時間込みのスケジュールで
仕事しているスタイルを変えられない
という管理職の方もいるようです。

人事総務が注意しても、
働き方は変えた方がいいけれど
自分の働き方は今のままでいい。

変えようがないと、あきらめている
ふしがあります。

 

これは、先日も取り上げた
氷山モデルを思い出してみてください。

水面上に見えている「出来事」に
反応しているだけでは効果がありません。

 

時系列パターン、そしてその下の
構造に働きかけることで、新しい
パターンを生み出せるようになります。

つまり、残業しているという出来事を見て、
早く帰りなさい。という反応だけでは
一向に変わりません。

その下のパターンを読み解くことです。

そうすると、次のようなループが見えてきます。

注)人それぞれ、描くループは違いますから正解はありません。

残業時間が増える→仕事に追われる→部下に仕事をふれない
→仕事を抱え込む→残業が増える

悪循環です。

 

システム思考では、
“人を責めない、自分を責めない”アプローチです。

だれがその立場になっても、
構造が変わらない限り、
同じ問題が起こる。と考えます。

だから、この構造をみんなで考えて
変えていこうとするのが良いアプローチ
となります。

 

さて、残業が減らない管理職の人の構造は何でしょうか?

このとき、どうしたら残業が減るのか?
という方法論の『答え』を探すのではなく

あらためて、

本当の問題は何なのかという
『問い』をすることが求められます。

 

この例の場合は、
部下や周りに任せるというふうに
構造を変えることが好循環につながる、
ということが見えてきます。

 

システム思考は
まずは自分とのコミュニケーションに有効です。

頭ではわかっているつもり、

うすうす感じていたことを

書き出してみることで
自分の認識への理解が深まります。

 

組織の中で用いると、
互いに見えていること、見えていないこと
を共有し、認識の違いを知ることで、
それらをつなぎあわせて、
組織としての理解や認識を
共有することができます。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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