ビジョンの旗のもとに

第124号

日本経済新聞8.17朝刊のスポーツ面に
隔週で三浦カズ選手のコラムが掲載されます。

やっぱり世界を見てきた人は違うなぁと思うことしきりです。

このコラムのなかで、三浦選手は、

日本のサッカーが得意とするもの、不得意とするものはこういうものだと、
この25年で少しずつ、はっきりと分かりつつあると思う。「日本らしい戦術」もその延長にあるだろう。

と、冒頭で書いています。

その人が育った環境を背景として生まれる理解のしかたがある。

として、「プレス」(相手の選手に対して、プレッシャーをかけてボールを奪い取ること)ひとつとっても

認識が食い違い、欧州とは見ている「絵」が少しずれる

といいます。

これはまさに、価値観の違いです。

価値観の違いと言うと、もうどうにもならない
と思いがちですが、目的は勝つこと。

と、明確です。

だから、その目的に対しての
近づき方(アプローチ)が違うということを知って、
やり方をわかりあえば、ズレは縮まります。

会社でいえば、究極の目的は『ビジョン』
ということになります。

三浦選手は、

分かったつもりが、実は分かり切れていないこと。けっこうあるのかも。自分たちで気づいていない良さが、まだ眠っているかもしれないのと同じようにね。

いつも書かせていただいているとおり、
まさに違って当然、人と他人(ヒト)は違うのだから、です。

人と他人(ヒト)は違うから、
分かりあえなくて当然 って
頭では理解できますが、
実際にはどうすればよいのでしょうか。

相手は変えられないので、
自分が変わろうということです。

これは、
一歩引いてがまんするということではありません。

相手が左手で握手してくるなら、
こちらも左手を差し出し
握手すればよいというものです。

いつもと違うアプローチをすることで、
三浦選手は、自分たちで気づいていない良さが
眠っているかもという表現をしましたが、

自分が変わるということは、
違う自分を見出すことができるということです。

人と人は違うことを前提として、
どのように ” ずれ ” を縮めていくかと言えば、
それはビジョンです。

ズレているかどうかを測る基準です。

ビジョンは一度掲げたら、経営者も社員も
それに誠実に向き合わなければなりません。

対話を重ねて共有するところを広げ、
ズレを縮めることです。

 

今年のJリーグは、イニエスタ、ボトルスキ、トーレスと
世界の大物が集まりました。

果たして、監督や同僚との戦術のズレはないのか、
対話はあるのか、プレー同様、興味があります。

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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