人を育てる方法と組織を育てる方法は別物です

第730号

ラジオのスポーツコーナーで
「同期による限界突破」という
話をしていました。

桐生選手や山縣選手が9秒台を
出したとき、2位になったのが
多田選手だったのは偶然では
ないと思う、

という話の展開から

「同期による限界突破」
という為末大さんの
言葉が紹介されていました。

同期とは、たとえば、パソコンと
スマホでスケジュールを同じ状態に
保っておく、
同時に反映させる、
などの「同期」です。

多田選手はスタートダッシュに
定評があります。

これに同期した結果、2人は
10秒の壁を突破できたのではないか、

という推論です。

記録の陰に良きライバルあり、とは
スポーツの世界ではよく聞く話で、

ボルトにはタイソン・ゲイがいたように、
実は信憑性のある話です。


スポーツに限らず、
人間だれしも一緒にいる人間から
影響を受けるし、影響を与える
という同期は、存在します。

教え合ったり、
いいとこを盗んだり、

個の能力を上げていくには
この同期という考え方を
利用するのはアリです。

チームとしてはどうでしょうか。

同期(シンクロ)

シンクロが競技名だった

「シンクロナイズドスイミング」

今は

「アーティスティックスイミング」

と名前が変わりました。

この競技では、シンクロを
同期でなく、同調性と表現します。

すべての動きを揃えて
一体感を出すことが重要です。

より高い同調を目指して
各国練習を重ねるわけですが、
同調圧力という言葉があるように、

自分を犠牲にして回りに合わせて
しまっては、動きが小さくなり
高い得点は生まれません。

日本代表は、よりダイナミックに
かつ、そのうえでの
同調性を高めるために

チームとしての
コミュニケーションを高めて
メダルを獲る取り組みをしています。

2年前の世界大会以降、
取り組んでいる
チームビルディングも
そのひとつです。

先輩・後輩やコーチといった
立場にかかわらず思ったことを
言い合えるようになったと感じる

と、選手たちは言います。

まさにチームビルディングが
目指すコミュニケーションの
形です。

猛練習で動きを徹底的に
合わせることや

ひとりひとりの技術力
向上に取り組む

でも、それだけでは限界があり
表彰台には上がれないということですね。

この限界を突破するために

コミュニケーションの
質を高めることで
お互いの相乗効果を生み出し、
メダルを獲りに行く、という

いかにも現代的手法も
取り入れています。

シンクロからシナジーへ

チームにはチームの
戦い方があるということ
ですね。


会社では、社員の成長は
経営の成果を出すために
不可欠だと、

だれもがわかっています。

ただ、成長には時間が
かかります。

そういうもんだと
経営者も思っています。

だから、社員の成果目標と
業績の成果目標が
微妙にずれてしまいます。

そもそも、
社員の成長だけでは

組織として
1+1=2以上の
相乗効果は生み出せません。

人を育てる方法と
組織を育てる方法は
別物で、

人を育てるだけでは
組織で成果を出すには
不十分です。

例えば、組織のなかでの
「役割」の明確化という視点

これがないと組織は
成長しません。

スピード感もって
組織の成果を出すには

組織を育てることを
外せません。

お読みいただき、ありがとうございました。

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