![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/08/745b873489203317df7d89b9baf66a66-640x400.jpg)
第949号
関西シリーズとも言われていた
プロ野球で38年ぶりに日本一に
なった阪神タイガース。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2021/08/ae9e2dd3974258c70794774c5ea2c5ab-300x201.jpg)
どちらも関西とはいえ、ファン気質は
違います。
球場では、阪神ファンはユニフォーム姿で
すれ違えば、知らない人同士でも即座に
ハイタッチ。
でもオリックスファンはハイタッチ
するのに微妙な間が空く、という
(記者の主観ではありますが)記事が
ありました。
確かに、居酒屋でも、商店街でも
虎ファン同士とわかると
すぐに旧知の間柄のような親密さは
目撃したことがあります。
でも、オリックスはイチロー時代に
ファンになったり、西本監督時代の
近鉄ファンだったり(阪急が近鉄を吸収合併)。
そもそも阪急と近鉄では電車の色も
違えば、球団のカラーも違います。
価値観も違って当たり前。
ハイタッチするのに微妙な間が空く、
というのも頷けます。
コミュニケーションとして考えれば
即座にハイタッチが理想のような
気もしますが、
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2023/11/27224016_sHitachi-300x212.jpg)
”人と人は違うことを認めたその先に、
わかり合うためのコミュニケーションが
ある”
そう考えると、オリックスファンの
ハイタッチは深いなぁと思って
しまいます。
何が深いのかと言えば、
若干こじつけかもしれません。。。
人と人が、その違いを超えて
わかり合うためにコミュニケーションする、
そう考えているのですが、
『分かり合うための言語コミュニケーション』
という5年前に書かれた文化庁の報告書にも、
互いの異なりをふまえて歩み寄る、
と、出てくることからも、
これからの時代の
コミュニケーションを考えるときの
有力な意見だと思っています。
私はこれを最近診断する機会が
増えている『効き脳』で説明
しています。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/04/全体脳モデル.jpg)
人の脳は、大きく分けて、
左右で2つ、内側と外側で2つ、
計4つに分けることができます。
それぞれの機能を分けると
A:論理的、理性的=理論派
B:堅実的、計画的=実務家
C:感覚的、友好的=人情派
D:冒険的、想像的=アイデアマン
図で表したものがこちら
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2017/12/2017-09-28-20.53.49-300x182.png)
Aか?Bか?Cか?Dか?
人によって活用している
「場所」が違います。
場所が違う=思考が違う
というものです。
思考が違う者どうしの
コミュニケーションはどうかと
言うと
最もギャップが多いものと
少ないもので説明させていただくと
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/10/ecd7b72a7250f5484384d889652107f1-300x225.jpg)
AとCあるいはBとDは
脳の対角線上に位置することから
最もコミュニケーションが難しい
とされています。
思考の違いを少し強調して言えば
数字や事実にのみ興味を示すAタイプ
仲間の繋がり、人を大事にするCタイプ
確かにコミュニケーションは
取りづらいです。
決めたことをルールに従って確実に
行っていくBタイプと
会うたびに言うことがコロコロ
変わっているとBから見ればそう映るDタイプ
BとDも相容れない関係性です。
ですが、お互いの違いを許容
し合えれば、強力な「補完関係」に
なることができます。
どう許容し合うのかというと
目の前の行動や考え方は違っても
お互いの最終目的が同じであれば
そこに向かう道筋や手段、そして
途中にある目標は、必ずしも同じ
である必要はない、
と思えれば、ということです。
いかにゴールイメージ、
言い換えればビジョンを意識
し合えているかどうかが重要です。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2020/09/39dc4c6756dfe627364cb69fc0bf487d-300x212.jpg)
一方、AとA、BとB、CとC、DとD
という『同一関係』は、
コミュニケーションの難易度は
低く、最も容易です。
初対面でも意気投合して居酒屋で
盛り上がることも不思議では
ありません。
ただ別の思考スタイルに切り替わ
らないため、視野は狭くなり、
盲目的な判断になりやすいものです。
ちなみに、私は大阪出身で、
1985年の阪神タイガースの日本一も
しっかり目に焼き付いています。
決して虎ファン批判ではありません(笑)
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/04/1083261-150x150.jpg)
ビジネスでも、効率的に業務を
進めていくには、同一の思考を
集めてしまいがちですが、
勿論、それも間違いではありませんが、
いわゆる同一の思考を集めて
単に、居心地のよい環境を
作ることが、生産性の高い組織
とは限りません。
効率というのを、
・無駄を省く
・業務の標準化
と読み替えれば、
それは生産性の向上のひとつの
手段ですが、それだけでは限界が
あるというものです。
組織の生産性を最大限に発揮
するには、
より効果を発揮する個々の個性や
役割を最大限に発揮させることです。
そのために
”人との違いを生かしてチームをつくる”
という意識が大切です。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2022/12/22387794_sTEAM-300x224.jpg)
これはまさにチームビルディングの
考え方です。
このとき、お互いが、
相手の事を理解しよう、
相手の事をもう少し分かりたい、
相互理解を深めようとするときに
せっかくのお互いの気持ちが
ズレないためのビジョンの共有と
共感が前提になります。
人間関係が上手くいかないなぁと
思ったら、好き嫌いの感情論に
発展する前に、思い出して
いただければと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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