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第872号
最近、部下と1on1面談しています。
という経営者の方が私の周りでも
多くなりました。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2022/04/1227337_staiwa-300x200.jpg)
社員を育てる意識を持っていただく
ことはうれしいです。
では、会社の仕組みとして
部下面談を取り入れているか、
というと
「各部署に任せています」
という答えが返ってきます。
部下面談は、単なるガス抜きや
悩みに答える場、というわけでは
ありません。
特に中小企業にとっては
コミュニケーションツールに
とどまらず、
しっかりモチベーションを上げて
業績向上させるために必須のもの
だと思います。
経営者の方が単発で行うのでなく
各部署の年間スケジュールに
落とし込んで定期的に行って
いただきたいと思います。
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大企業の場合は、業務がシステム化
されていて、コミュニケーションを
わざわざとらなくても仕事が回るように
設計されています。
だからこそ、希薄になった
コミュニケーションの質や量の
必要性が見直され、
1on1を筆頭に、面談の必要性が
言われています。
一方、中小企業は、
コミュニケーションは
それほど悪くはありません。
余談ですが、ハラスメントや
ストレスチェックのアンケート、
そして組織診断結果から、
それほど会社に愛着を感じて
いるわけではないけれど、
同じ部署のあの人と一緒に
仕事がしたいから
あるいは、
社長が好きだから、辞めずに
会社にいる、
と、診断結果やアンケートに
答えているのを、いくつかの
会社で目にしました。
ですから、
面談=コミュニケーションだけ
と捉えると、
中小企業の経営者の方は、
全社を挙げて取り組む必要は
ないんじゃないかと思いがちです。
・ちょっと行動に問題がある。
・最近様子がおかしいので、話を聴く。
・仕事の悩みを一緒に解消する。
そんな感じの面談が多いのでは
ないかと思います。
私は中小企業の面談の目的は
部下の成長支援だと思っています。
その先の目的は、
業績の向上であり
生産性の向上があります。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2021/01/1873897_szennenhi-300x213.jpg)
具体的にどんな話をすれば
よいかと言えば
・現状困っていることの解消
(目標の進捗、達成について等)
・これからの自分のキャリアプランに
ついての不安の解消や個人の目標
この2点については押さえて
おきたいものです。
つまり、モチベーションを
上げてもらおうというものです。
困っていることの解決だけでは
「モチベーション上げて働いてもらう」
には、足りません。
部下ごとの能力にあった目標を
掲げてもらい、
やってみようと思えるように
なることが大切です。
この会社で成長できるかどうか
どういう未来が描けるのか
あるいは、その不安を
どう取り除くことができるか
これが安心と定着につながります。
ですから、面談って非常に
重要です。
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それを”継続的に”行うことが
大切です。
手法として参考にするのは
職場が生きる 人が育つ 「経験学習」入門
https://www.amazon.co.jp/dp/4478017298
に出てくる「経験学習サイクル」です。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2021/08/031a0c508e8c338c93e7477511c78873.jpg)
提唱したデイビット・コルブは
「経験学習サイクル」をこのように示しています。
1.「具体的経験」
↓
2.「内省(振り返り)」
↓
3.「教訓」を引き出す
↓
4.その教訓を「新しい状況に適用する」
(=次の行動に活かす)
また1に戻る(ループする)。
人は経験から学び、成長していく
という考え方です。
成長するためには
経験学習サイクルを回す
ことです。
なかでも重要なのは、
「振り返り」:どれだけ深く、いろんな角度から考えられているか
「教訓の引き出し」:他の場面でも使えるように”概念化”する
具体的にまず上司がかける言葉は
「うまくいったことは何ですか」
「うまくいかなかったことは何ですか」
まずこの二つの投げかけで
明確にできていること、
できていないことを
分けてあげることから、
です。
そして、振り返りでは部下に
どうしたいか
どうすればよいか
聞いてみることです。
そのうえで、
わからないのでやり方を
教えてほしいと言われたら、
そこで初めて、教えます。
常に相手の意向をしっかり確認
することを忘れないようにする
ことが重要です。
面談の最後は、
こういうことをやってみます。
とチャレンジ宣言を社員から
引き出し
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2022/09/3035504_s-step-300x200.jpg)
出来ることをひとつずつ、
増やしていけるように支援
することが成長につながると
考えます。
自分の力でできることが増えれば
自信になって、モチベーションは
上がります。
ついつい、面談の有無、
タイミングを部署の上司任せに
しがちですが、
継続した組織の成果につながる
社員の成長を目指すなら、
面談を仕組みにして継続して
取り組むことだと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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1on1をフレームワームに落とし込み、
トレーニングして習慣化する研修を行って
います。
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