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第758号
「わかる人だけがわかって
くれればよい」と、
おっしゃる方がいます。
確かに人と人は違うので、
そうそう、わかりあえる
わけではありません。
だから、それを踏まえての、
「わかる人だけわかってくれれば」
ということならよいのですが、
そうではないなら、
合意は難しいかもしれませんが、
お互いの立場を理解しあうことは
できます。
そして、ビジョン、ミッションに
共感している集合体が組織で
あると考えれば、
理解し合った先に必ず合意
ポイントはあるんだと
思います。
今日はそんなお話です。
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経営者の方とお話していても、
「社員にわかってもらわなく
てもしょうがない」
という言葉を聞くことがあります。
たいていは、社員のことで
思い、悩み、しているのですが
ときに非情な判断をすることも
必要となり、そんなとき、
こういう言葉が出てきます。
確かに、
わかってもらう=合意というなら、
立場の違いがあるので、
難しいものがあるでしょう。
でも、合意はできなくても
立場を超えて、理解はできる
ものだと思うんです。
「これまでも一生懸命説明
してきたけど、だめだったよ」
って、思う方もおられる
でしょう。
残念ながら、説明したから
伝わるとは限りません。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/04/申し訳ない-150x150.jpg)
一生懸命話しても、
それと伝わり方は
イコールではありません。
関係性が出来ていなければ
むしろ逆効果にもなります。
大事なことは、そもそも
伝わっていること前提で
考えてはだめだ、
ということです。
コミュニケーションは
意味を共有することです。
まずは、共有しなければ
始まりません。
どうすればよいでしょうか。
まずは聴いてもらうことです。
それには
相手の気持ちや立場、
考え方(価値観)を知るために
まずはこちらが「聴く」
ことから、です。
たとえば、
まるを書いてくださいと言っても
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大きな〇を書く人も
小さな〇を書く人もいます。
丸という漢字を書く人だって
いるでしょう。
どうしてそんな端に
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2021/11/3e28dff7cc248812ac0af466c765550c-300x166.jpg)
書くのだろう
と、思うことだってあります。
自分なら、
「どうしてそうするの?」
って思えることでも
それがその人にとっての
日常です。
そんなことは、きっと
みなさん、知っている
ことなんだと思いますが、
自分が書く〇と
人が書く〇は
違うということを
どうしても忘れがちです。
だから、やはり最初に
聴いて、知ることから
なんだと思います。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/04/仲間に教える.jpg)
そうすると、
聴いてもらうことの有難さ
うれしさを感じた人は
そこではじめて、人の話を
聴く大切さに気がつきます。
マナーとしてではない
聴く姿勢は、
こういうことから
出来てくるんだと思います。
こういう準備のうえに
意味を共有し、理解しあえる
状況が作られます。
そして、組織のビジョンや
ミッションを共有できれば
その先には必ず合意ポイントは
見つけられると思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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