2度あることは組織の問題

第713号

「すみません。今送ったメールに
プロジェクトの資料を添付するのを
忘れました」

これって、よくあることです。

でもこれが2度、3度
と続くと、どうでしょうか。

それでも、結局
「あの人はミスが多いなぁ」

その人のせいにして
それで終わって
しまっています。

本当にそうかなぁ
それでいいのかなぁ

って、思うんです。

そのメールは、
上司から送るように
指示されたものです。

そのプロジェクトの
経緯を知っていれば
添付資料がないことに
おかしいなぁって
気づきます。

それが気づかないのは

その人のうっかりのせい?

もしかしたら、

上司の指示が不十分
だったかもしれません。

指示だけだして
そもそもプロジェクト
の概要を伝えていないかも
しれません。

もちろん、

上司から言われなくても、

自分から聞いたり
気づいたりして、

資料を添付する
人もいるでしょう。

でも、気づかない
人もいます。

「気づくように気をつけなさい」

って言っても、

それはちょっと
難しいです。

だって、人は
そんな簡単に
出来るようには
なりません。

もしも、こういうことが
2度、3度続くようなら

やっぱり
組織の問題
だと思うんです。

もちろん
人が変わることを
あきらめるわけでは
ありません。

組織の成果を出す
ためには、

人材力×組織力×関係力の
3つが揃ってループする
ことです。

どれかひとつだけでは
足りません。

いずれ、その人が
気づけるように
なるとしても、

それがいつかは、
強制できません。

組織の問題にするって
どういうことでしょうか。

ルールや仕組みを作る
ことがあげられます。

このとき、ルールを
作るのは、よくミスを
する誰かのためでは
ありません。

組織の問題として
とらえるとは

まずは
自分ごとと
することです。

誰でも、
絶対ミスしない

ということはありません。

だから仕組みに
していきます。

何かミスが続いたら

誰のせい?



と考えるのでなく

どうしたら、ミスを
なくせるだろう。

どうなっていたら
いいんだろう?

そう、考えてみては
どうでしょうか。

組織の問題として
捉えなおして
仕組みにしていく
ことで、

安心、安全な組織に
近づいていけば、
関係力もよくなります。

ミスは組織を強くする
チャンスです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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