テレワークを活かしてますか

第712号

ここ最近、通勤時間の
電車に乗ると普通に混んでいて、

まん延防止重点措置中でも
緊急事態宣言下でも

人が会社に戻ってきている
ことを感じていました。

テレワークもいいんだけど
出社して仕事したほうが、
やっぱりいいんだよなぁと
いうことなんでしょうか。

この「いいんだよなぁ」には、
人それぞれの想いがあるので
しょうが

言えることは、

テレワークは無理では
ないんだけれど
必要に迫られたとしても

やっぱり、習慣は
すぐには変えられない、

ということに尽きるん
だと思います。

テレワークに慣れる
には、時間がかかるし、
やっぱり難しいのでしょうか。

テレワークが始まって
多くの上司が部下の
仕事が見えないという
不安が募り、

これでは進捗管理ができない、

指導もできない、

という声が大きかった
ものです。

そこで、目標管理で
目標をまず設定して
そのプロセスを
こまめに管理するのが
よいのではないか、

と、言われるように
なりました。

 テレワーク中でも
 部下に実力を最大限
 発揮してもらうために、
 目標をできるかぎり
 明確化(できるだけ数値化)し、
 頻繁にフィードバックする
 ことが重要だ

とか、

 そもそもの
 目標設定を
 ちゃんと決める
 ことが大事

と、決め方や
決める内容について
いろいろな情報が
出ています。

進捗管理ツールも
多く紹介されています。

すべてその通りです。

その通りですが、

それらはみな
「やり方」について
です。

組織作りの思考に

トリプルループ学習
思考があります。

1.物事に「適切に」取り組んでいるか?

「シングルループ学習」        

2.「適切な」物事に取り組んでいるか?  

 =「ダブルループ学習」        

3.何が適切で、何が適切でないかを、  
「どのように判断しているのか?

「トリプルループ学習」

結果を出すために
こんなふうに考えるものです。    

1や2は

「やり方」が
できているかどうか。
そのやり方は適切かどうか。

という視点。

この視点も大事ですが、

どうしても、
テレワーク全体を
ひとくくりにとらえて

その効果について、
考えます。

それは、
ゼロか100かの
二択になりがちです。

1や2より、深く考える
3の「トリプルループ学習」は

”そもそも”何を目指して
その目標設定しているのか

何を考えて、そのやり方を
やろうとしているのか、

と、考えます。

ゼロから考えなおしてみて、
何か、思考に抜け落ちている
ものがないか、という
視点です。

この1年、私のまわりで

難しいけれど、それなりに
うまくテレワークを
活かしている会社を見ると

テレワークを
ひとくくりにして、

ゼロか100かの
運用をしていません。

ここは対面に
こだわるところ。

あるいは、

ここはオンラインで
随時管理。

というような感じです。

政府の『テレワーク7割削減』
という要請に対しても、

3割はリアルで何を行い
7割はどういう仕事を
テレワークに振り当てるか

ということを、

あいまいにしないで
しっかり決めること
だと思います。

対面の良さと
オンラインの良さを
うまく融合させて

テレワークも
活かして、

コロナ禍2年目を
乗り切っていきたい
ものです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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