まずビジョンを共有しよう

第176号

風邪気味で、連休最後は家でDVD鑑賞です。

そう言えば365日ブログを書く仲間のみゆきちゃんが
以前に映画版を紹介していたなぁと思い出し、
今日は一気にこれを見ました。
これじゃ、全然身体を休めたことには
ならないですね。

「空飛ぶタイヤ」池井戸潤原作
2009年wowwow

このお話は、
走行中のトラックからタイヤが突然外れ
それが原因で、1人の主婦が亡くなりました。

この車を所有する
赤松運送の二代目社長が主人公です。

整備不良を疑われ、世間からも非難を受け、
家族も巻き込まれ、倒産の危機がせまるなかで、

トラックの構造自体の欠陥だと気づき、
製造元のホープ自動車という
大企業に再調査を要求します。

それを受け入れてもらえず、
銀行には貸しはがしを迫られる有様。

自ら調査を開始して、
大企業によるリコール隠しの現実
を知ることとなる、というもの。

整備不良による殺人という烙印を押されても、

中小企業の意地とプライドをかけて
真相に迫る二代目社長のすがたを中心に、

トラックの製造元の自動車会社の
社員による内部告発

銀行担当者の苦悩
などが並行して描かれています。

 

作者は、wowwowで2009年放送時

多くの企業がコンプライアンスを声高に叫びながら、不祥事と隠蔽は跡を絶ちません。
利益のために社会常識から逸脱していく傾向が現在の日本企業にはあるに違いなく、経営者にモラルを問いたい思いがありました

と、執筆の動機を語っています。

2009年当時は、
政治家の年金未納問題、
消えた年金記録問題などにより、
社会保険庁が廃止されたりなど、
コンプライアンス(法令遵守)が
求められていたころでした。

その当時に作られた、この作品を見てみると
変わっていない役者さんもいますが、
若かったなぁ~、細かったなぁ~
っていう人も何人かいたりします。

映画版と配役比べてみるのも
楽しかったです。

この作品は、
企業としてのコンプライアンスとは何なのか?
が大きなテーマです。

作られてから
10年ほど経っても相変わらず

自動車業界も、
燃費を示す数値が
不正に改ざんされていたり
不祥事は後を絶ちません。

どうして組織は自浄作用が
なくなってしまったのでしょうか。

主人公は、50人の社員とその家族を
養っていかなければならないんだと訴え、

リコール隠しを指示した常務もまた、
10,000人の社員とその家族を
守っていかなければならないと言います。

志は同じです。

苦しい経営状況の中でも、主人公は
” いつか、お父さんより会社を大きくしたい ”
という夢を持ち、若い整備士に
一緒に夢を見てほしいと伝えます。

これって、深く掘り下げてはいないのですが、
社長のビジョンを伝えています。

ビジョンは映像です。
きっと、言語化はできていなくても、
主人公の中で、イメージ出来ているようです。

いつか父親を超えるためには、
会社をつぶすわけにはいかなくて

大手取引先から契約解除されても、
銀行に貸しはがしされても、ねばります。

この主人公の社長も、
最初から素晴らしいリーダー
だったわけではありません。

自社のトラックが事故をおこしたとき、
ろくに若い整備士の言い分も聞かず、
日頃の印象から、この整備士を
クビにしてしまいます。

そんな人だったのが、
徐々に成長していきます。
辞めた部下も戻ってきます。

一方の大手自動車会社の常務は、
社長のイスを狙う権力闘争で、
自分のビジョンを見失います。

この作品では、
踏みとどまれるか、飲み込まれるか

紙一重を分けるのは何なのか?

それぞれの夢、信念が

組織の目指すビジョンやゴールと
重なっているかどうか。

ちゃんと共通のビジョンに
落とし込まれているかが
分かれ道です。

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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