その目標、できる気がしますか

第693号

先日、4月から1年間の
コンサルティングの
取り組み内容を、社長や
幹部と打ち合わせていたのですが、

下期の内容が決まりません。

来年3月にはこうなっていたい
というゴール(目標)は
社長のなかにあるのですが、

下期は、上期の出来しだい
というところがあり

スケジュールに、
なかなか落とし込めません。

結局、上期が終わってから
そこのスケジュールは
考えよう。

と、いわゆる先送りになりました。

「できることからやっていこう」
「まずは行動することが大事」

でも、ゴールと
結びついていないと、
糸の切れた凧です。

決めきれなかったことを
共有して、打ち合わせを
終えました。

なんだか、すっきりしません。

私がやらなければ
ならなかったのは
なんでしょうか。

もう一度ゴールまでの
手順を考えなおして
みます。

社長や幹部に
ゴールの状態を
もう少し掘り下げて
イメージを膨らませて
もらいます。

→目標を明確にする。

イメージが
頭に浮かべば
現状との間の
ギャップが見えてきます。

現状とゴールを
つなげるために
やるべきことを
無作為に挙げて
もらいます。

それを順番に
並べてみます。

並べて、並べ替えて

抜け落ちている
行動があることにも
気が付きます。

並べ終えて

こうできれば
ゴールできそう!

と思うことができれば
スケジュールは
完成です。

この“ゴールできそう”
と思ってもらえるように

サポートして
導けるかどうかが、

私たち外部の専門家の
腕のみせどころです。

その日、私は
導けませんでした。

社長は行動経済学で
いうところの
システム2を
使いすぎて
疲れているように
見えました。

 システム1:無意識に行動、判断する仕組み

 システム2:意識的に行動、判断する仕組み

 理性的に判断しようとするので、
 脳を使います。
 疲労感や負担感があります。

とはいえ、

社長のなかに
ゴールは見えている
はずなのに、

そこまで到達する
道すじが見えていない
というのは

社長がもらした
この一言に
答えはありました。

「うちの社員には
荷が重すぎる」

この社長の
ぬぐえない
イメージが

現状とゴールの間の
道すじを閉ざして
いました。

私がその日
サポートしなければ
ならなかったのは

社長のなかの
”うちの社員には荷が重すぎる”

このぬぐい切れない
イメージを理解して、

そのパターンを
断ち切るサポート
でした。

社長の抱えるイメージを
知ることによって

ゴールまでの
やるべきことを
見誤らずに
決めることが
できます。

本当の意味で
現状とゴールが
つながるイメージが
できて

これならできる、
というスケジュールを
作ることができそうです。

ゴールは見えているのに
その行き方がわからないとき

ゴール設定が抽象的な
こともあるでしょう。

今回のように、
そこに到達する
行動を、阻害する
要因がある場合も
あります。

次回、仕切り直してきます。

お読みいただき、ありがとうございました。

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