自分しか自分を変えられない 場に立ち会う

第348号

新元号発表のカウントダウンが始まっているころ、

ショーケンが亡くなりました。
まだ69歳。

いくつになっても危険な感じのする俳優さん。
という印象です。

ショーケンと言えば、どうしても「傷だらけの天使」の
オープニングシーンを思い出します。

このオープニングは色あせません。
本当に70年代、アウトサイダーの役が
似合う役者さんでした。

今、思えば「太陽にほえろ」は
ショーケン、松田優作という2人の時代の寵児を
生み出した、すごい作品だったんだなぁって思います。

ショーケンは、時代だけでなく、
女性にも愛され、特に年上の大物女優と
共演すると非常に光っていました。

ショーケンはショーケンのままで
年を重ねましたが、この作品で認知度をあげた
水谷豊は、いつのまにか正義が似合う役者さんに
なりました。

それはそれで、お互い魅力的ですが
もう共演という形では二度と交わらない
んだろうなぁって思っていたら、
その通りになってしまいました。

このショーケンの死について語る
二人の監督の言葉が対象的です。

傷だらけの天使のオープニングを
撮った恩地日出夫監督は、

「素顔は常識的でまともなやつだった」
と言います。

「前略おふくろ様」の脚本の倉本聡さんは
「人間的には問題はあったかもしれないが、役者としては天才だった」
と、言っています。

 

人間観察が優れている映画監督、脚本家
の批評が、こんなに違うとは面白いです。

 

高橋伴明監督は
「あいつは自分を変えられない男」と評します。

ジュリーはジュリーと呼ばれることを嫌いましたが、
ショーケンは、自ら最後までショーケンであることを
選択して、あり続けたのかもしれません。

 

チームビルディングで学んだことで
印象に残っているのは、「人と人は違う」

と、ともに

「人はそう簡単に変われない」

というもの。

 

自分が変わらずに人を変えようと
している人がよく使う言葉だと言います。

それ、納得です。

あるいは

人を変えようとしている人ほど
「人はそう簡単に変われない」
と言うというのもよくわかります。

人と人は違うのだから、自分のやり方で
他人を変えようとしても、変わらないということ、
なんでしょう。

あえて変えるというなら、
自分しか自分を変えられません。

 

チームビルディング研修を
企業に提案しているとき、
どうにも煮え切らない社長に、

社長がかわらないと、社員に変わりなさいと言っても、
変わらないですよ。

と伝えたことがあります。

それでも、当然ながら、自分でそれを実感
しなければ、私の言葉は社長に響きません。

だから、自分を変えずに社員を変えようとしていました。
なぜなら、自分は変われないと思っているから。

それでは、チームビルディングは始められません。

提案の内容を変えてみました。

ビジョンの明確化の必要は
社長もわかっています。

そんな社長に、コーチング受けてみませんか、と
提案してみました。

ビジョンは自分が作らなければならないとしたら、
コーチングを受けて、自分と向き合うしかありません。

ここで覚悟が決まったようで、
「自分は変われますかねぇ」という
発言が引き出されました。

ちょっと角度を変えて投げかけると、
自分で気づけることがあります。

こんな瞬間にたちあえるから、
コンサルタントをやっています。

もちろん、これからが組織開発の始まりです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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