振り返ってから前に進む

第646号鈴木早苗ブログ

東京では梅雨明けとともに、
いよいよ暑くなってきました。

気がつけば8月。

前向いて進まなきゃ、って
あらためて思いますが

進むためには、
ゴールをイメージして
逆算でやるべきことを
組み立てられる人も

1歩1歩積み上げて
ゴールにたどりつく人も
『振り返り』は、必要です。

先日、会員になっている組織から
ここから資料をダウンロード
してください、という連絡を
受け取ったのですが、
ダウンロードできません。

そういえば、障害が発生して
いたというから、
「まだ復旧していませんよ。
だから、ダウンロード
できませんよ」と、
自信をもって返信。

合わせて、
「こういうときは
ダウンロードする
会員ページのURLもお知らせ
いただくと助かります」
という意見まで添えて
メールしました。

いいことしたなぁ、と
本人は思っていましたが

障害がおきていたのは
違うグループページで

ダウンロードは問題なく
できたのです。

つまり私の勘違いです。

少し時間がたって
なんとなく気になって
確認してみて

この自分の早合点に
気付きました。

エラーを確認したから、
間違いないという
思い込みです。

思い込み:そうだとばかり信じ切っていること
(出典:三省堂大辞林第三版)

思い込みって
つまり、脳が無意識に判断し行動していること。

自分だけならよいですが
今回のように人を巻き込んで
そのたびに、相手に謝る
というのでは
そのうち、知り合いを
なくしてしまいそうです。

行動経済学で言うところの
“システム2”を使って
意識的に行動、判断すれば
よいのですが、

そんなに簡単なことでは
ありません。

システム1で
無意識に行動するほうが
楽ですから、ついつい何度も
“やらかしてしまう”
わけです。

そして、自分の
思考のくせも
考えておく必要が
あります。

『効き脳』です。

メルマガでも何度かお話
してきましたが
私はCBAの三重優勢です。

人によって使っている
「脳の場所」が違うので、
人と人は違う考え方をする。
それが効き脳です。

A:論理的、理性的
B:堅実的、計画的
C:感覚的、友好的
D:冒険的、想像的

私の場合はCBAの
3つの場所をぐるぐる回して
思考するというものです。

3つのなかで、
これまでは、Aが一番
数字が高かったのです。

それがいつしか
Cが一番高くて、
Aは3つのなかで
一番数字が低くなって
いきました。

効き脳は
ずっと一緒という
わけではありません。

環境や、その時意識
していることなどの影響で、

総数200という数値は
変わりませんが、
内訳の数字は変化します。

Aの理性的に
事実に基づいて分析する

Bの堅実で
整理し順序だてて評価する

という面よりも

Cの対人関係において
直感的であり、
周りと共有して
コミュニケーション
しようとする一面が、
思考の大部分を
占めるように

なっているとも
考えられます。

思考の特長
(いわゆる強み)は

行き過ぎると
弱みにもなります。

Bの保守的という強みが
融通がきかないという
悪い面(弱み)になって出てきて、

”思い込み一直線”で
よもや間違っているとは
考えません。

以前は、最初にこの
Bの思考で考え始めても

すぐにAの強みの
「分析力」で
思い込みに気づいて
難を逃れてきました。

こうして振り返ってみると
自分の思考のくせを
わかっているようで
しっかり事実に
落とし込んできて
いなかったことに
気が付きます。

今回のような
「やらかしてしまう」
ことがあっても

落ち込んで、
反省するけれど

なぜ、
そういうことに
なったんだろう?

というところまで
深く自分を省(かえり)みる

いわゆる振り返りは
してこなかったと
感じます。

“すんだことは気にしない”

ではなくて

しっかり振り返って
決着つけなければ
前には進めませんね。

会議では
できなかったことを
追究するのではなく、

できたこと、良い事例を
共有しましょう。

と、お客様のところで
これまで伝えてきました。

これは、できなかった
ことを責めたり、
原因を追究することを
会議の目的にしがちなので、

あえて良い事例のみ
共有しあう場所に
しましょうという
意味なのですが、

ていねいに伝えるなら

過去の事実から
どのように軌道修正して

どこを目指した結果
どうなったのか

ということを
共有することです。

過去の失敗のなかに
成功の種はあります。

過去の失敗や
自分の弱みも

受け入れるのは
非常に強い精神力を
要します。

自己批判している
からと言って

自分の弱みを
受け入れているとも
限りません。

自分と向き合うのは
一苦労です。

《お客様のなかには
社長コーチングという形で
私が関わることで、ご自身で
向き合うお手伝いをさせて
いただいています》

それでも、
弱みを受け入れられた時

一段ステージを上がれた
気がするものです。

いわゆる一皮むけた、です。

チームビルディングを
学んで5年。

まだまだ人と人の違いを
“意識せず” 認めて受け入れる
修行中です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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背中を追いかけている石見幸三さんの
実践セミナーがあります。

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私も8月27日オブザーバーで参加します。
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終わらない、
使えるノウハウが手に入ります。
どうぞ一度体験してみてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お読みいただき、ありがとうございました。

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