言葉の力を実感する

第591号

1月も、はや1週間経ちました。

仕事始め早々に、仕事がひとつ
断りの連絡があり、ちょっと嫌な
感じで始まりましたが、

これで1年分の厄落し
と思えば、なんてことは
ありません。

頭に浮かんだのは
「逆転」「ひっくり返す」

「逆転」は

新日本プロレスの内藤哲也選手の
今年を象徴する言葉です。
「逆転の内藤」

内藤選手は、今年1月4日と5日
東京ドーム2連戦で
無冠から2夜にして、
史上初となるIWGPヘビー級
&IWGPインターコンチネンタルの
王者となりました。

それに先立つ煽りムービー
の中でも、この偉業を目指す自身を
野球でいう逆転サヨナラホームランに
たとえて、「逆転の内藤」と称していました。

非常にプロレスの世界観的表現
でもあり、言い得て妙だなぁと
思いましたが、
見事2冠達成で「逆転の内藤」を
決定づけました。

私も今年1月4日、東京ドームで
内藤選手の勝利に酔いしれました。

無冠だからこそ、逆転があり得る
という内藤選手ならではの発想です。

本人的には、“史上初”の2冠の
“史上初”をに価値を見出して
いたようでした。

なおさら、2冠獲ることの
意味が強くなってモチベーションに
なります。

自分の言葉で自分を鼓舞する。ですね。

「ひっくり返す」は

インターネットで話題になって
いたので、ご覧になった方も
多いかもしれませんが、

身長1638㎝ 体重100㎏に
満たない炎鵬関が出ている
西武・そごうがコーポレート
メッセージCMとして続けている
「わたしは、私。」
https://www.sogo-seibu.jp/watashiwa-watashi/

書かれている文章が
上から読んだ時と、
「ひっくり返して」
下から読んだ時では
まったく違った意味になる
という手法で、話題です。

そこに、幕内最小の力士炎鵬関
を起用して、その土俵で大きな
力士に挑む取り組みの姿を
ダブらせます。

メッセージは、たとえ劣勢にあっても、
勝負をあきらめず逆転を狙おうという
意味をこめて

コピーは「さ、ひっくり返そう」です。

逆も真なり。
見方を変えれば勝機あり、となります。

回文(上から読んでも下から
読んでも同じになる文句)は
最近よく目にしますが、

言葉を下から読むという
発想は新鮮で、
企業が伝えたいことが
際立ちます。

2度読ませるところも
よく考えています。

ユーチューブの時代になんですが、
上記2つともに、映像があるから
より響くものがあったとはいえ、
「言葉の力」って大きいです。

年頭に今年の目標とか抱負とか
書く方も多いと思います。

書くとき、自然に、その文章を
推敲しているのではないでしょうか。

頭に描くだけよりも、
書いたほうがより意識が
そこに集中します。

推敲することで、
自分の言葉と向き合うことで
自分の価値観とか世界観が
言葉と呼応してきます。

朝日新聞で長く「折々のうた」
を担当していた詩人の大岡信氏が
「ことばの力」のなかで

私たちが用いる言葉のどれをとってみても、単独にそれだけで美しいと決まっている言葉、正しいと決まっている言葉はない。ある人があるとき発した言葉がどんなに美しかったとしても、別の人がそれを用いたとき同じように美しいとは限らない。それは、言葉というものの本質が、口先だけのもの、語彙だけのものだはなくて、それを発している人間全体の世界をいやおうなしに背負ってしまうところにあるからである。人間全体が、ささやかな言葉の一つ一つに反映してしまうからである。

ことばの力って

『誰が言うかが大事』
というときの
特定の誰ではなく

そこにはその人の持つ
人間性が出るもの

だから、力があります。

それは、他者に向けられる
ものだけでなく
自分への影響力も大きな
ものです。

自分の中にある言葉を
表に出して書くことで
より自分を知ることが
できるから不思議です。

自分で自分のことを
受け入れている感じです。

自分ですら自分を知ることが
難しいことを実感したり、

こんな自分がいたのかと
驚いたり(実際は思い出したり)

そうすると、他者に向ける目も
変わってきます。

わからなくて当然だよな。と。

難しいけれど、無理だとは
そこで思わないでしょう。

そして、私の場合は
自分のなかにみつけた価値観である

”言葉で伝えることをあきらめない”

で、取り組んでいこうと思うのです。

自分の言葉であっても、一度書き出して
客観的に見てみると、初めてのように
見えてくるものがありますね。

お読みいただき、ありがとうございました。

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