時間軸をどこにおくか

第581号

今年も残りわずか。

早いと感じるか。
やっと年末だと感じるか。
人それぞれ、違いがあるかと思います。

21日深夜、サッカーのクラブワールドカップ
の決勝が行われ、欧州王者のリバプール
(イングランド)が南米王者のフラメンゴ
(ブラジル)を延長戦の末、1-0で破って
初優勝しました。

日曜朝のサンデーモーニングで
張本勲さんがおっしゃるように、

「どこが勝っても関心ないけどね。
遠い国でやってるからね」

今年のリパプールへの関心は
その程度のものでしょうが、
このチームに来年、日本代表の
南野拓実選手が加入します。

南野選手は、不動の日本代表
MFと言っても過言ではありません。

MFでありながら、今年
最も日本代表で得点を
あげたのが、南野選手で
7点です。

登録はMFですが、
活躍ぶりはFWです。

FWで現在、怪我の治療で
代表を離れている大迫勇也選手は

「変えの効かない選手」と
呼ばれています。

南野選手も同様なのですが、
これまでどちらかというと、
その評価は、新ビッグ3(スリー)
と称される、堂安律、中島翔哉也選手
との間でも、活躍の割に目立って
いないように見えました。
(あくまで個人の意見です)

ですが、ここにきて、
リパプールです。

私たち世代には
ビートルズの出身地としても
なじみ深い場所です。

スタメンを十分争える
選手としての移籍です。

セレッソ大阪から
2015年19歳でオーストリアの
ザルツブルクに移籍して
5シーズン過ごしてきました。

ここを足がかりにして
さらにビッグクラブへの
移籍を目指していた
南野選手としては

5シーズンオーストリアで
過ごすというのは、きっと
想定外だったと思われます。

世界ではまだ24歳ではなく
もう24歳なのですから。

焦りは相当あったと思います。

元日本代表の水沼貴史さんは
「自分の力で目標の舞台に辿りついた
名誉ある移籍」と賞します。

まさにようやくたどり着いた、
実力でつかみ取った移籍です。

南野選手は、その能力の高さを
一言でなかなか述べられない
選手です。

ドリブルがうまいとか、
ボールが収まるとか
日本のメッシとか

素人には「どこが」
すごいのか、よくわからないけれど
そう言われると、
「あぁ、そこがすごいんだなぁ」
って、なんとなく伝わるじゃ
ないですか。

南野選手の場合は毎回
代表に選出されるから
すごいのは勿論なのですが、

一言で評する言葉が
すぐには出てきにくい選手です。

水沼さんはそれを
「わかりづらい天才」
と言います。

つまり
「この形になったら」
彼の得意のパターン

ではなく

「このエリアに入ったら」
ゴールを奪えるというのが
彼の強みだということです。

それができるのは
「決して足を止めない」
プレースタイルだからです。

始めにプレースタイルありき
でなく、オーストリアに
渡って磨いた持ち味が
これです。

ゴールの確率が高いのも、
うなずけます。

オーストリアでの5年を
長いと感じるか
必要だった長さだと
とらえるか

時間軸をどこに置くか
によって、目の前の状況、
やるべきことは変わります。

いつまでにビッグクラブに行く
という期限ではなく
一つ一つの試合で結果を残す
ことで、チャンスを吸い寄せて
きました。

物事はいつも動いているから
時間軸を自分でコントロールする
ことが大事です。

その結果、行き着いた境地は
相手が格上でも格下でも

「僕はいつも通りです」
という姿勢で臨むというもの。

リパプールの1員として
いよいよ来年1月デビューです。

今回4年半の契約です。

果たしてこの4年半の時間軸で
今度は、なにをどう設定するのか

それともやっぱり
「いつも通りのプレー」に
徹するのか、楽しみです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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