避難が必要な相手に届いて、判断してもらうために

第535号

台風が通り過ぎて、朝、空を見ると
雲ひとつない青空で、しかも青が
非常に濃かったのが印象的です。

生きていられてよかったなぁと
大げさでなく感謝しています。

行動するための選択が大事
だと昨日書きました。

今回の台風については、
いろいろと注意や準備を
呼び掛けるアナウンスがありました。

命に関わるかもしれないのに、
選択も何もないじゃないか。と
一般論としてはそうですが、

自分はどうだったろうかと考えてみると?

今回台風がこんなに強大なものとは、
ギリギリまで知りませんでした。

自分は休みなのでと、
たかをくくっていたところもあります。

台風がもっとも近づくだろうと
言われていた日の前夜の金曜日、
たまたまNHKのニュースを見ていて、
じわじわと、これは大変そうだと
実感がわいてきました。

いよいよ近づいてきた
土曜日の放送では、
これまでのように、
「早めの避難を心がけてください」
というような同じ言葉の繰り返しで
はありませんでした。

私がこれまで気づかなかっただけかもしれませんが。

「支援する人は、この情報が出たら
安全な場所に連れて行くなど、
力を貸してあげてください。」

「避難所に向かうのが危険な場合は、
川や崖から少しでも離れた近くの
頑丈な建物に移動することも
1つの方法です。」

専門家の方の
「自分は大丈夫だろうという
心理状態は、災害時に危険な『正常性バイアス』
のおそれがある」

これも、ハッとさせるものがありました。

ようやく災害を、目と耳で
イメージ出来たんだと思います。

そして、やっと、できる対策を
何かしないと、行動に移らせたのです。

ただ、気づくのが遅かったので、

実際自分がした行動は、
物干しざおをしっかり固定するとか、
網戸が、はずれないか確認したりと、
それくらいのことなんですが。

ハザードマップも
5段階の警戒レベルも
ようやく真剣に見たものでした。

NHK文化研究所(総合的な放送研究機関)の
ホームページの「ことばの研究」のなかに
こんなページがありました。

津波避難呼びかけ表現の課題

https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/kotoba/036.html

これは東日本大震災巨大津波が
到達するまで、ある程度の時間が
あったにもかかわらず、
避難が十分に行われなかった
という問題について、まとめられたものです。

まさに伝えること=伝わるではないことが
書かれています。

問題を解決するための
3つの学習レベルがあります。

■“ミスをした箇所を修正する”

問題症状を生み出している、
明白で直接的な原因を探求する
シングル・ループ学習

避難のよびかけは
適切に行っていました。

■“やり方自体を変革する”

「認識を変えること」に
焦点を当てる-ダブル・ループ学習

話し手の意図した方向に聞き手の
推論が向かわない場合もある。
ということを理解して、

「曖昧性の除去」や「橋渡し推意」の呼び出し
津波の高さや避難の必要性についての
伝え手の確信度や切迫感などを含む
「高次表意」の推測などができる
伝え方を行う。

■“何が適切で、何が適切でないかについて、
「どのように判断している」のか?”

「原因や真因を生み出している、
心構え・組織文化」や
「解決に向けて影響力を発揮しうる対策」
について探求する。-トリプル・ループ学習

「トリプル・ループ学習は、
ダブル・ループ学習に相当する」
と解釈される場合もあるので
あえて、ダブル・ループと分けるとすると

聞き手の個々の背景や脈絡を
100%理解することは不可能
であることを理解し
限界を自覚した上で、

避難が必要な聞き手に
迷わず避難の『判断をしてもらえるような』
明示性の高い表現をする。

ということになります。

でも

どんなに気象庁やNHKが
呼びかけようと、 災害情報を
聞かない人には届かない。

これは、多様な伝達手段を
組み合わせることで、広く確実に
伝達することしかありません。

それとともに、あわてて
ハザードマップを見に行った体験から、
防災の意識づけの必要性を実感しました。

もう我が家は大丈夫、という正常性バイアスは
捨てなければなりません。

お読みいただき、ありがとうございました。

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