![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/09/76139e1c5422d0819963b6221012f6f4-640x400.jpg)
第535号
台風が通り過ぎて、朝、空を見ると
雲ひとつない青空で、しかも青が
非常に濃かったのが印象的です。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/10/a8dd93614637e7b0fe0fcd37138d57f9-300x209.jpg)
生きていられてよかったなぁと
大げさでなく感謝しています。
行動するための選択が大事
だと昨日書きました。
今回の台風については、
いろいろと注意や準備を
呼び掛けるアナウンスがありました。
命に関わるかもしれないのに、
選択も何もないじゃないか。と
一般論としてはそうですが、
自分はどうだったろうかと考えてみると?
今回台風がこんなに強大なものとは、
ギリギリまで知りませんでした。
自分は休みなのでと、
たかをくくっていたところもあります。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/07/9f15564dd3105009de8c8f07d2b1fead-300x225.png)
台風がもっとも近づくだろうと
言われていた日の前夜の金曜日、
たまたまNHKのニュースを見ていて、
じわじわと、これは大変そうだと
実感がわいてきました。
いよいよ近づいてきた
土曜日の放送では、
これまでのように、
「早めの避難を心がけてください」
というような同じ言葉の繰り返しで
はありませんでした。
私がこれまで気づかなかっただけかもしれませんが。
「支援する人は、この情報が出たら
安全な場所に連れて行くなど、
力を貸してあげてください。」
「避難所に向かうのが危険な場合は、
川や崖から少しでも離れた近くの
頑丈な建物に移動することも
1つの方法です。」
専門家の方の
「自分は大丈夫だろうという
心理状態は、災害時に危険な『正常性バイアス』
のおそれがある」
これも、ハッとさせるものがありました。
ようやく災害を、目と耳で
イメージ出来たんだと思います。
そして、やっと、できる対策を
何かしないと、行動に移らせたのです。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/04/1083275-250x300.png)
ただ、気づくのが遅かったので、
実際自分がした行動は、
物干しざおをしっかり固定するとか、
網戸が、はずれないか確認したりと、
それくらいのことなんですが。
ハザードマップも
5段階の警戒レベルも
ようやく真剣に見たものでした。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/10/da8dc4161fe850c933ed4ebd01f13858.png)
NHK文化研究所(総合的な放送研究機関)の
ホームページの「ことばの研究」のなかに
こんなページがありました。
津波避難呼びかけ表現の課題
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/kotoba/036.html
これは東日本大震災巨大津波が
到達するまで、ある程度の時間が
あったにもかかわらず、
避難が十分に行われなかった
という問題について、まとめられたものです。
まさに伝えること=伝わるではないことが
書かれています。
問題を解決するための
3つの学習レベルがあります。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/11/5b7441906f14f1ab81fe237fe1680cfd.png)
■“ミスをした箇所を修正する”
問題症状を生み出している、
明白で直接的な原因を探求する
-シングル・ループ学習
避難のよびかけは
適切に行っていました。
■“やり方自体を変革する”
「認識を変えること」に
焦点を当てる-ダブル・ループ学習
話し手の意図した方向に聞き手の
推論が向かわない場合もある。
ということを理解して、
「曖昧性の除去」や「橋渡し推意」の呼び出し
津波の高さや避難の必要性についての
伝え手の確信度や切迫感などを含む
「高次表意」の推測などができる
伝え方を行う。
■“何が適切で、何が適切でないかについて、
「どのように判断している」のか?”
「原因や真因を生み出している、
心構え・組織文化」や
「解決に向けて影響力を発揮しうる対策」
について探求する。-トリプル・ループ学習
「トリプル・ループ学習は、
ダブル・ループ学習に相当する」
と解釈される場合もあるので
あえて、ダブル・ループと分けるとすると
聞き手の個々の背景や脈絡を
100%理解することは不可能
であることを理解し
限界を自覚した上で、
避難が必要な聞き手に
迷わず避難の『判断をしてもらえるような』
明示性の高い表現をする。
ということになります。
でも
どんなに気象庁やNHKが
呼びかけようと、 災害情報を
聞かない人には届かない。
これは、多様な伝達手段を
組み合わせることで、広く確実に
伝達することしかありません。
それとともに、あわてて
ハザードマップを見に行った体験から、
防災の意識づけの必要性を実感しました。
もう我が家は大丈夫、という正常性バイアスは
捨てなければなりません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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