成果を出すために、あえて問題を解決しない

第526号

10月に入って、いよいよ消費税10%が
スタートしました。

レシートを見れば、確かに、キャッシュレスや
軽減税率が反映された金額が書かれています。

間違っていても、
これではわからないだろうなぁと思います。

でも、ちょっと還元とかって書かれていると
うれしいと感じてしまいます。

なんのために消費税を上げたのか、
これを忘れて、消費税据え置きとか
還元とか、踊らされてはまずい、と思いつつ。。。

消費税アップの目的の社会保障の財源確保は
だいじょうぶなんでしょうか。

目の前のことだけ考えて、対応していると
本質からズレてしまうことがあります。

「ルールを規定にして周知しようと思うのですが、
これでいいでしょうか」
と相談をいただく機会があります。

ご相談はありがたいことですが、
まず、おたずねするのは、
「このルールは、どういう経緯で
作ろうと思ったのですか?」

「いろいろと不満が出てくるので、
これはルールがないからだと思ったからです。」

「どうして、不満が出てきたのでしょう」

「よくわからないからじゃないですか」

「規定にしたら、よくわかるようになりますか」

もしかすると、規定化の前に、
やるべきことがあるのかもしれません。

そもそも、不満の元は、
ルールがなかったからでは
ないかもしれません。

日々日常に追われると、
目の前の問題を片付けることに
気持ちが向いてしまいますが、
これでは“いたちごっこ”です。

ちょっと立ち止まって、
「どうしたいのか?」
ここを自問自答してみましょう。

こうしたいということがあって、
それを達成するために
決めたルールであるならば
達成して得たいビジョン[=ゴール]が
あるはずです。

普段から緊急度の高いことばかり
解決し続けていると、どうしても、
思考を切り替えるのが難しい
かもしれませんが、

その問題をたとえ解決しても、
現在地が変わらない
ビジョンの達成に向かって、
前に進んだことにならないなら、
それは真の意味での問題解決とは言えません。

いったん俯瞰して見たとき、
規定化の先にゴールが見えないなら、
今は必要ないということになります。

目の前の問題をそのままにしておく
というのではなく、

あえて言うなら、
『問題を解決しないという解決方法』をとる
ということです。

何か問題が出てきたとき、
「どうしたら、この問題が解決するだろう」と
考え始めるのでなく、

目の前の問題はいったん置いて

「どうしたら、得たいビジョンに
たどりつけるだろう」という角度から
考えてみましょう。

ゴールにたどりつくためには、
あらたな問題はこれからも出てきます。

そのたびに、そこに囚われて
立ち止まるのでなく、
問題を解決しないという解決方法をとる

と、考えて動いていきましょう。

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