![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/10/support-640x400.jpg)
第491号
「うちの先生は、一般論しか言ってくれないんですよ。」
今日、初めて訪問したお客様がふと漏らした言葉です。
今日は、公的機関の専門家支援のメンバーとして
ある企業のお困りごとの相談をうかがってきました。
相談者は管理部門の責任者の方です。
この専門家支援は、いわゆる実務はしません。
あくまでアドバイスというサポートです。
まずは、ミーティング終了時点でのゴール設定を
共有して、スタートです。
ご相談のきっかけの内容は、
退職金制度の作り方でした。
「退職金とはどうあるべきか」を
知りたいとのことでした。
勿論それも事実でしょうが、
でも、それはほんの一部にしか過ぎず
お悩みごとの本質は、他にありそうです。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/09/c0efafd6d112dcc05fea1a656506b744-300x235.jpg)
そこでもう少し話を聞いていくと
社長から人事関連について
いろいろな指示が下りてきて
どれから手をつければいいのか、
混乱している。
というのがほんとのところのようです。
いろいろな球が飛んできて
一人では受けきれない。という感じです。
状況がわかれば、それを改善するために
私がやれることは、社長の指示内容の整理です。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/09/28fdd008db8213eaab0ab28f2c5bc543-300x200.jpg)
ほんとにどれもこれも場当たり的な
指示なのでしょうか?
共通するキーワードはないでしょうか?
そんなことを考えつつ
お話を聞きながら
いったんここまでで出した結論は、
と注釈つけて伝えたことは
まずは理念ですね。
退職金制度は人事制度を作ったあとですね。
そもそもどうして、今、人事まわりを
整備したいと社長は思われたのでしょう。
そこをはっきりさせましょう。
そんなお話をしながら
頭の中にイメージが描けるように
伝えていきます。
あくまでアドバイスというサポートで
動いてもらうのは会社の方ご自身になります。
動くためにはイメージができないと始まりません。
だから、”何と言うか、どう言うか”がポイントです。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/01/046d080ff83cdb2e4b2fed7ff51677e9-300x200.jpg)
そうして、会社の方から出てきたのが
「顧問の先生は、一般論しか言ってくれない」
という言葉でした。
最終的に決めるのは会社自身ですから
顧問の先生が答えを出す必要はないですが
一般論なら、ネットにあふれています。
士業でもコンサルタントでも
会社にどうしたらいいでしょう、と聞かれたら
選択肢を示して、
各々のメリットデメリットを
伝える。
というところまでは、
したいものです。
そこまで伝えられると
頭にイメージができます。
それでも、今は初めてづくしの難題が
降りかかってくる時代です。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/04/57f11fcfad14636377af1d17b13d8d31_s-300x200.jpg)
選択肢を示す、と言っても
士業でもコンサルタントでも
測りきれないことも出てきます。
そこで大事なことは、経営者に寄り添うことです。
なぜ人事の整備なのか、の先にある目的を
一緒に実現しようとする姿勢、あり方が第一です。
そこに存在価値があります。
今日支援するなかで、会社の方の
顔つきが変わるのを見ながら
あらためて、 気がつきました。
お読みいただき、ありがとうございました。
このブログを編集して、
メルマガを平日毎日お届けしています。
ご希望の方は、 下記フォームより
ご登録ください。
![メルマガ申し込み](http://suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/06/content_106.png)