ルールは自分が作ったんだから守る

第444号

先日ご相談を受けたお客様は、
問題のある社員から、無理難題ふっかけられて
規則にない手当を出したり、労働時間の特例を
与えたりしていました。

この事例は、一見すると、
ルールが守られていない例
のように見えます。

特例、例外という名の
ルール無視の運用です。

でも、日本人は、小さいときから
ルールは守りましょう。と教わります。

ですから、通常、規定にない手当を
支給したりというルール違反は、
なかなかやろうと思ってもできる
ものではありません。

おそらくはこの会社は、規則、規定を
「作った」という感覚が希薄だったんだと
思います。

ルールは

”自分が作ったんだから守らなければならない”

と考えるものです。

 

ルールを作ったという感覚がなければ
自社のルールとはいえ、守らなければならない
という気持ちが弱いのは無理ないところです。

この会社の場合は
“自社のルール“という意識も
薄かったのかもしれません。

”守れるルールを作ってそれを守り続ける”
これが大事です。

 

一方、「ルール変更しない」という固定観念があります。

そんなに簡単には変更してはいけない
という思いは、普段、就業規則などの
規則規定を変更している私の中にもあります。

たとえば、オリンピックや世界選手権で
日本人が活躍すると、ルール改正が行われます。
(と、いうように見えます)。

長野オリンピックでジャンプは
「日の丸飛行隊」と呼ばれ、
メダルをとりましたが、
次のソルトレークでは
振るいませんでした。

この間にルール変更が行われたのです。

スポーツジャーナリストの二宮清純さんは
『歩をと金に変える人材活用術』

https://www.amazon.co.jp/dp/4532166381
のなかで

このことを取り上げ

日本人はルール変更に負けたんじゃないと僕は思うんです。「ルールは変えられないものだ」と日本人が思い込んでるところに最大の問題がある。

と言います。

ルールは変えてもいいんだよ、という感覚。

いやむしろ、人間がその環境のなかで、
よりよく生きるためのツールとしてのルールだから、
ルールは変わるもの、という欧米人の感覚。

こういう価値観を日本人も持たなければならないのでしょう。

変えてもいいルール、変えてはいけないルール
という線引きはあるべきだと思いますが。

 

最近、業務命令を聞かないという相談を
続けて受けました。

 

就業規則には、それは懲戒対象だ
と書いているのに、です。

ルールが軽んじられているのでしょうか?
大事にしすぎて、作ったあとは誰も読むことなく
何が書いてあるのか忘れられているのでしょうか?

勿論、そういう理由もあるかもしれませんが

まずは
「ルールを守る」というルールを、徹底することです。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

このブログを編集して、
メルマガでお届けしています。
ご希望の方は、
下記フォームよりご登録ください。

メルマガ申し込み
 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。