不毛な時間を作らないために関係性を過信しない

第422号

「まじめに頑張ってればいいことあんねんな」
というのは、南海キャンディーズの山ちゃんこと
山里亮太さんが蒼井優さんとの結婚会見で
相方のしずちゃんがかけてくれた言葉として
紹介されたもの。

不仲だった時もあった相方から、こんな言葉を
かけられるなんて、幸せものです。

そして、山ちゃん株、うなぎ登りです。
上げるだけ上げたら、落とすのが世の常。
気をつけてほしいものです。

思えば、南海キャンディーズが不仲に
なっていったのは、しずちゃんが
「フラガール」に出演して、女優の仕事が
忙しくなったことが原因。

その主演女優と結婚したのですから、
縁は異なもの、です。

しずちゃんがその後ボクシングにのめりこんで、
二人の不仲は決定的となったのですが

しずちゃんがボクシングにのめりこんだことで、
”死ぬ気でがんばるとはどういうことか”

常に山ちゃんから言われていたことの
意味を知ることになります。

その後、ボクシングを引退して、
再び漫才がやりたいというしずちゃんと、
少しずつふたりが不器用なりに距離を
縮めていく様子は、深夜ラジオ『不毛な議論』の中で、
リスナーとして聞いてきました。

二人が他力本願というライブで、
ラジオのリスナーから集めた台本を
舞台にかけたり、M-1に再挑戦したり。

そして二人の関係修復の最後の仕上げは、
昨年末のしくじり先生というテレビでの
山ちゃんの最後の一言「今までごめんなさい」

それから1年たたないうちに、
今回の結婚発表となりました。

世の中って不思議だなぁって思います。

漫才が原因で不仲になったコンビが
漫才を拠り所としてまたコンビとして
スタートしました。

 

ビジネスの世界でも、ちょっとしたボタンの
掛け違いはあります。

誤解して辞めていく社員の方は
案外います。
理由は言わないから、その真実は
あまり経営者には届きません。

 

先日北海道合宿でお招きして、
お話をうかがった経営者の方も
チームビルディングに取り組む過程で
長く務めていた社員3名の退職という
厳しい現実に直面しました。

売上も利益が上昇し、きっと社員のみんなも
喜んでくれていると思っていた矢先のことでした。

これは、昨日のブログのタックマンモデルのところで、
嵐の時期としてご紹介しました。

経営者としては、非常にショックだったと言いますが、
これを機に社員の方とあらためて、本気で向き合う
ことになります。

経営者が向かう方向が皆に浸透していなかった
という後悔があります。

数字がよければ、処遇がよければ
社員も満足ということではありません。

急激な環境の変化は、どこかにしわ寄せが
いくものです。
現場は回っていなかったというのを
見落としてしまっていました。

だから人と人の関係性は難しい?

いつも申し上げているように
人と人は違います。

そもそも黙っていても、
わかりあえるということはありません。

関係性を過信してはいけません。

だからこそ、会社が急激に変わるときは
『説明』が必要です。

何度も何度も伝えたいことが伝わりきるまで
繰り返すことです。

伝わらなければ、伝える順番も変えてみましょう。

根気が必要です。

伝わったと思っていたら、伝わっていなかった
それどころか、現場は悲鳴をあげていた、
というのは、まさに不毛な時間としか
言いようがありません。

お読みいただき、ありがとうございました。

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