組織が本当に仲良くなる視点

第298号

以前、サッカー日本代表が
アジアカップの決勝で敗れた際に
仲良し軍団と揶揄(やゆ)する記事が
載りました。

これに槙野選手が反論し、話題になりましたが、
世代交代の難しさ、リーダーシップの発揮の仕方の
難しさを感じることがあって、この出来ごとを
思い出しました。

リーダーが育たない、と社長がおっしゃいます。

さて、記事が言う仲良し軍団とは何かというと、

最大の強敵と言われたイランに準決勝で勝ち、
FIFAランキングで下位のカタールと決勝で戦うということで、
組みしやすしと気がゆるんだ空気があったようです。

これを、律するメンバーがいなかったことが敗因だ
という記事が発端です。

長谷部選手から引き継いだ吉田麻也新キャプテンも
「チームを締める、律することができなかった」
という言葉を試合後残していることから、

仲良し軍団かどうかは別にして、
ゆるんだ空気をわかっていながら、
チームをピリッとさせることができなかった
というのは、少なからず事実のようです。

そして、この記事では、

「失点に絡もうが決定機を外そうが、直後に味方をどなり散らす度胸のあった川島永嗣、長谷部誠、本田圭佑がいたらどうだっただろうか。カツを入れていたのではないだろうか。」

という問題提起をしていたのです。

 

長谷部キャプテンがいたらどうだっただろう?

タラレバだとわかっていても、
もしもって考えたくなるほど、
実力では拮抗していたということ。

今までなら外国人監督だからと、
選手と監督の間に入る必要性も必然性も
考えたかもしれませんが、日本人監督だし、
森保監督は気配りの人だと有名だし、誰かが
つなぎ役になる必要はないだろうと思っていた
ふしがあります。

このチームにコミュニケーションの齟齬が
生じるとは思いませんでした。

 

まさに、オリンピックでなくてよかった。
やはり親善試合より真剣度が違う
公式戦は学ぶことがいっぱいです。

 

長谷部選手はもう代表には戻ってこないだろうし、
新しいチームのコミュニケーション方法を
見つけるしかありません。

話しあっているから、コミュニケーションがとれている
とは言わないのです。

リーダーは誰でもなれるわけではありません。

最初に実践する人をリーダーと定義すれば、
そうそういるわけではありません。

でも、リーダーシップは誰でも持っています。

リーダーシップは人への影響力ですから、
皆それぞれがリーダーシップを発揮すれば、
だれでもチームに影響を及ぼすことはできる
というものです。

会議でも、意見はたくさん出ているのに、
結論が出なかったり、いつも同じ人の意見が
通っていたりすることがあります。

特に、部門会議などでは、どうしても
管理職の意見に集約されてしまいます。

ホントにみな、同意しているのでしょうか。

私自身が気をつけている言葉に
何度もお伝えしているので
ご存じの方も多いと思いますが、

『配慮のあるコミュニケーション』
という言葉があります。

遠慮のある、ではありません。

遠慮のない、かつ配慮がある
コミュニケーションです。

その言動の目的が良い結果を出す為に
心を砕いている、気配りしている。
という前提があっての、

本音で話す、というものです。

なかなか空気を読まずに
意見することは難しいものです。

たとえば、会議も終わりに近づいて、
社長がまとめの言葉を言いだしたあと、
「ちょっといいですか?」って
意見を言うのは勇気が必要です。

でも、この意見が会議の内容に
深みを増します。
会議で決まったことの
正当性を高めます。

ちょっといいですか?の視点、
これこそを育てたいものです。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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