パワハラは感染する

第299号

「インフルでも出勤しろ」
今日の日本経済新聞朝刊にこんな記事がありました。

私の周りのお客様は明らかに39度のような
高熱がでなくても、何かあったら厭だから
熱があれば早退してもらう。と言います。

 

インフルエンザでも休みづらい状況で、
4月からの『年5日以上の年次有給休暇の確実な取得』
というのは出来るのでしょうか。


インフルエンザと風邪はウイルスの種類が違います。
風邪くらいで休むな、と同義語で
インフルエンザくらいで休むな、というのは、
そもそも風邪とインフルエンザは別物なので
間違っています。

でも、症状が似ているので、どうしても
同じ扱いをされてしまいがちです。

でも、実は風邪でも休める環境なのがいいですよね。
根底にあるのは、休むことは怠けること、
という価値観が邪魔します。

新聞の記事では

病気の際の出勤命令はパワーハラスメントで
法律違反にもなる

とありました。

 

そもそも、パワーハラスメントというのは、

いつもお伝えしている

“人と人は違う”という前提を
共有している組織かどうかで

パワハラが起こっている組織と
そうでない組織にわかれます。

 

当然人の価値観は違うわけで、

ただそれを押し付けるか、

人と人は違うと認めるか、

の違いです。

 

ついつい目の前のおしつけがましい
意見を言う人をパワハラの元凶のように
見てしまいますが、

実は、それを容認している組織があります。
つまりパワハラの言動をしている人の上司がいます。

 

パワハラ研修をやりたいんですが、
というご依頼をいただくと、
時間の許す限り、社長にも参加してください
と、お願いしています。

知らず知らずのうちに、
親を子が真似するように、
部下は上司の真似をします。

インフルエンザで休めない環境は、
介護や育児でも休めないでしょう。

社長が介護や育児で休む社員を
責めるような発言をしている会社なら、
トップの社長から変わる必要があります。

パワハラ対策の第一歩は、
社長自身がパワハラ的行為を行わないこと。
そして、パワハラは絶対に許さないと宣言することです。

インフルエンザの社内感染以上に、
パワハラも上司から部下に感染します。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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