知識があっても行動は変わらない

第566号

いよいよ12月。

総決算にはまだ早いですが、
来年の手帳に今年の手帳から
スケジュールを書き写していると、
いろいろなことが思いめぐらされ
自然と行動の棚卸しを行ったり
しています。

ただ、中途半端に振り返ると、
反省点が目について、だんだん
焦りばかりが募ってくるので
要注意です。

名刺を作り変えようと思い、
マーケティングの視点から
名刺作成をされている方の
アドバイスをいただこうと、
無料相談を受けました。

やっぱりそうだよなぁと、
自分でも気が付いているけれど、
第三者から言っていただくと、
多少傷つきながらも真剣に受け止め
ることができるので、

受けてよかったなぁと思っています。

一方で、私自身も無料相談を実施
する側でもあるので、
受ける側の心理、心境を感じることが
できたのも、大きな収穫でした。

知らない人に情報を「教える」スタンス
ある程度情報を持っている人の行動を
後押しする「寄り添う」スタンス

相手を見て、そのご要望に
合わせて、使いわけなければ
伝わらないなぁと、感じたものです。

いつもは、無料相談する側として
今回お願いしたコンサルタントの方と
ほぼ同様の手順で進めていましたが、
相手にどう映っているのかは、
よくわかっていませんでした。

チームビルディングで
使用するゲームの中には
気づきの鉄板ともいえる
ゲームがあります。

一般的には部課長ゲームと
呼ばれたりもしています。

部長役、課長役、一般社員役がいて
部長だけがゲームの目的を知っていて
会話は禁止、メモでのやりとりも
直接の上司、部下のみとの
コミュニケーションに制限されて
いる中で、ゲームのミッションを
クリアしていくというものです。

ゲームの一番上の部長だけが、
目的を知っている。
それが伝わっていないことに
気がつかない。というのが
ミソですね。

この、「目的」が下に
伝わっていないのは、
どこの会社でもよくあること
です。

ただ普段は視点を変えて、
といっても、わかりません。

だからゲームでは席を変えるのです。

一般職の位置に部長がすわり、
違う景色を見ながら、普段の
部下の心境を体験します。

だからと言ってすぐに行動が
変わるわけではありません。

それでも思考は変わります。
徐々に、ですが。

ここで、わかった気になると
そこまでです。

だからチームビルディングでは、
間をあまり開けずに、
繰り返しやり続けることで
知識を気づきにして、思考を変えて
行動が変わっていくように導きます。

お読みいただき、ありがとうございました。

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