人を育てることは難しい

第180号

「巨人は3位でも(監督を)

辞めなければならない。

僕なんか最下位ですから」

 

そう言って阪神タイガース金本監督が
辞任を発表しました。

 

伝統の阪神巨人戦ではあるまいに。

ふたりとも3年で、仲良く監督交代とは。

就任の経緯も似ていました。

ふたりとも、野手出身で
指導者としての経験がないままに
監督に就任しました。

阪神、巨人ともに「若返り」を目標
として起用されました。

長期的なチーム作りを見据えて
チームを託されたはずでしたが、
2人とも優勝という結果を残せなくて、
やはり伝統ある人気チームは、
優勝は必須だったということでしょう。

 

金本監督は

「自前の選手を一人育てるのが
これだけ大変なのか。(これも)我々の責任」

と言います。

石の上にも3年というから、
やっと土台ができたかな、
という地点だと思うのです。

これからだったのになぁと
残念です。

企業が売上伸ばしながら、
人を育てるというのと同じでしょうか。

 

どうやって人を成長に導けばよいでしょうか?

・行動のあと一歩が出ない人

・前に進むことをあきらめている人

 

そんな人たちに、

「イメージ出来るよう」にすることができるか、です。

そのために、

どういうコミュニケーションをとったり、

やり方や方法を伝えたり

技術も必要だと思います。

 

巨人も阪神も即戦力を求めて、
FAで人を取ったり、外人を呼んだり

自前で育てることについて消極的でした。

ノウハウを積んできませんでした。

育成という発想、文化のないところから
取り組むには、意識改革して
育てる文化を作ることを
一緒に取り組まなければ
うまく進まなかったのかも
しれません。

どうやったら成長するのかを
イメージするように伝えること。

組織の目標と自分の目標が
つながっていることをイメージできること。

これらをふまえて、育成をどう進めるか
という『設計力』が大事です。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

メルマガ申し込み
 

関連記事

コメントは利用できません。