上司が休まなければ組織風土は変わりません

第998号

経営者が休み
休んでいない上司が
休んでいるという事実が
「休んでいいんだ」という
組織風土に変えていきます。
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GWが終わり、一気に通常の仕事
モードになっています。

恥ずかしながら休日を持て余し、
身体の調子が悪くなるのがいつも
の流れで、
休日が終わると体調も回復すると
いうものです。

よって、今、体調は極めて良好です。

これは結局

仕事以上にやりたいことがない
というか、趣味がないってこと
なんだと思います。

ですから、よく「忙しいですか」
と聞いていただくのですが、

休めないのでなく、休まないんだ、
ということのようです。

経営者の方や一部の上司の方々の
なかにも、休まない方がいます。

休まない上司が休むようにならない
と、いつまでたっても有給取得率は
上がっていきません。

組織風土は変わらないからです。

自分は働くけれど、気にせず、
みんなは休んでね。と社長が
言っても

あるいは、

上司がひとり残って仕事して
いれば

ノー残業デーというルールが
あって、部下は定時に帰って
いるとしても、

本来の
働き方改革の趣旨である
「生産性の向上」にはつながり
ません。

なぜなら、上司と部下の指示
命令系統の関係性においては、
上司が働いている限り、

上司の意識が変わらないまま
では、仕事のやり方は変わらず、
それでは、そもそもの組織風土
は変わらないからです。

ここでまず、切り分けなければ
ならないのが

「帰れないのか」

「帰らないのか」

「休めないのか」

「休まないのか」

当然ながら、

「帰れない」「休めない」
のであれば

ホントは
「帰りたい」「休みたい」
ということなので、

その働き方の仕組みを変える
必要があります。

・人が足りないのか
・業務量が多いのか(集中しているのか)

ここを見極めて、

トップはどう改善するのがよいか、
決断することになります。

そのうえで、

たとえば、

時間当たりの生産性などの
数値目標をたてて、
目標達成を目指すという
「仕組み」を用いて管理
することが大切です。

生産性の向上につながら
なければ、組織の仕組み
として定着しません。

「帰らない」「休まない」
のであれば

いったん
「休まない」という連鎖を断ち
切って、「休める」という感覚
を持ってもらうことだと思います。

そのためには、やはり
上司と部下の指示命令系統の
関係性(トップダウン)から

まずは、上司から休むことが
大切です。

最初はこのような健康的な
強制力を発揮して、

皆が休まないわけには
いかない状況を作ること
も必要です。

トップダウンの会社であれば
上から変えていかなければ
組織は変わりません。

休まないことが普通になって
いる上司には、

まずは「休む」という事実
が重要です。

社員に「休みなさい」
「帰りなさい」と言うよりも

経営者が休み
休んでいない上司が
休んでいるという事実が

「休んでいいんだ」という
組織風土に変えていきます。

とはいえ、
元来、人は人に言われた
ことでは変わりません。

休まない
経営者にしても

一部の上司にしても

法律で決まっているから、
人が採用できないから、
休まないといけない
と思っているわけで、

ホントは、昔に比べると
休みが多すぎる、と思っ
ていたりもします。

だからこそ、
自分で変わる一番の近道は

休むというより、
仕事以外に興味を持てるもの

義務ではなく、あくまで
”やりたい”と思えるような
趣味を持つことが、
これからは重要です。

そういう意味では、
リスキリングも考え方しだい
です。

私も今のところ趣味は持て
そうにありませんが、

この仕事を少しでも
長く続けていくために
“やりたいこと”として、
トレーニングジム通いを
再開したいと思います。

お読みいただきありがとうございました。
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