仕事の現場で必要な信頼関係

第934号

毎日一緒にお昼を食べていても
いざというとき仕事のことは
相談できなかったり

普段は親しく会話していなくても
頼りに思って相談したり

話す機会が多ければ、信頼関係が
築けているかというと、
そうとは限りません。

普段親しく話ができていることと
信頼関係は別ものです。

仕事の現場で必要な信頼関係は
辞書に書かれているように

・信じて頼りとすること
・信用してまかせること

特に、中小企業が成果を出す
には、この信頼関係が築けて
いるかどうかが重要です。
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■信じて頼りとすること

部下から、信じて頼りと
されるために取るべき方法は
何でしょう。

「信頼関係を築くために、
対話の機会を多くして
お互いを知ることに努めて
います」

というお話を聞きます。

そのうえで、
そういうことを続けていても

なかなか信頼関係が
築けていないと感じる
というご相談もいただきます。

信頼関係を築く方法として
今、よく言われるのが
1on1面談です。

1on1面談は
部下との信頼関係を構築できる、
と言われます。

もしも、やっているのに
信頼関係が築けないなら
やり方の見直しが必要かも
しれません。

1on1では、
主役は部下で
上司が部下の話を聴く場、
部下のための時間であること。

上司がこういうことを
聞きたいと思っても
部下の話を聴くことに
徹することが大前提です。

この点が、
目標達成のための
進捗確認や評価制度の
行動チェック等

上司が聞きたいことを
聞くための場や、報告を
受ける場とは違います。

「相談に乗ってくれる」
と部下が感じることが
できれば、その先に
信頼関係が生まれます。

相談に乗ってくれる
=アドバイスする
ということではありません。

アドバイスしてほしい、
と言われたら
アドバイスしても
いいんでしょ、

と言われるのですが、

ちょっと注意が必要です。

私も経験ありますが、
“聞かれたことだけ”
について

アドバイスするので
あればよいのですが

つい、ついでにこれも
教えておこう、
言ってあげよう、
と、止まらなくなって
しまいます。

それでは、
部下のための時間でなく
上司主体の時間になって
しまいます。

どんなに良い話でも
後から効いてくる話でも、
今は、相手にとって
不要な話でしかないんだ、
ということです。

主導権は部下にあります。

この上司と対話することで
最適な答えを見つけられると
思えるかどうかが重要です。

■信用してまかせること

信用して部下に仕事を任せて
いるか、です。

任せていますか?とたずねると
「任せるようにしています」とか
「能力を見極めて任せるように
しています」

という言い方をされることが
あります。

これって、任せてる、とは
言えないのではないかと
思うんです。

今まで経験していないこと
とか、

さばくのが難しそうだと上司
から見えることが出てきたとき、

大丈夫だろうか、
という思いが頭をもたげても

〇〇さんならできるだろう
という、無条件の信頼を寄せる
ことができるという場合のことを

→『任せる』

というのだと思います。

このとき任せられない
のであれば、

「信用」はしても
「信頼」はしていない
ということなんだと思います。

信用しているだけでは、
やったことがないことは
任せられません。

信用とは、過去の行いに
基づいているからです。

もっとも、
任せなければ、と言って、
丸投げするのは論外です。

信頼どころか、不信しか
生みません。

『権限の範囲』:どこまでを任せるのか
『優先順位』:他に抱えてる仕事との兼ね合い

ここを見極めて、少しずつ
日頃から任せていくのが
現実的です。

中小企業にとっては
1on1面談の目的は
関係性をよくする
という目的にとどまらず

部下の成長を支援し、
最終的に
本人、あるいは組織の
成果を出すことです。

その前提として、
信頼関係の構築が必須
だと思っています。

そうは言っても
1on1やっていてもうまくいかない
仕事を任せたいのに任せられない

ということもあります。

私が言っていることは
わかるけれど
できるんなら苦労しない。

そう思っておられる方も
いるかもしれません。

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ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。
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