社員の成長と評価は切り分ける

第774号

そろそろ今日の仕事も終わりと
思った18時

メールを受信しておこうとすると、
接続エラー

明日のメルマガの下書きのために
インターネットを開こうとすると、
インターネットに接続できませんと
表示されます。

じゃあスマホでネット記事を
見て書こうとすると
つながりません。

パソコンの設定などお世話になってる
業者の方になんとか電話がつながって
開口一番言われたのが

Wi-Fiはつながっていますか?

えっ?Wi-Fiがつながっていないから
インターネットが見れないのでは?

Wi-Fiにつながっていることと
インターネットが見られないことは
別問題です。

初めて知りました。

そして、私が体験したこの不具合は、
よくあることのようです。

問題が起こったとき、
実はひとつひとつの
事象は違うことなのに

切り分けないで
一緒にして対応して
しまっていることが多い
のではないでしょうか。

今日はそんなお話です。
———————————————————————–

Wi-Fiはつながっていても
インターネットが見られない状況は
よくあることだなんて、
知りませんでした。

Wi-Fi、ルーターの故障や不具合、
設定ミスなど理由はいろいろ考え
られるようですが、

結局、これもインターネットに
対処法として上がっている

Wi-Fi、ルーターの電源を
入れなおして、再起動すると
無事に復旧することができました。

何か問題がおこると、
ひとつの事象として
まとめて対処しようと
しがちですが、

実は分けて考えることで本質が
見えてくることが多いものです。

分けることができれば、
分かることができる
というものです。

ただ、この分けるというのが
なかなか難しいのですが。

人事制度を作成する会社を見ていると
社員に成長してもらうために
評価をする 

と、考えて作成される会社、
結構多いです。

成長してもらうのは
何のため?

という点を言語化しておく
必要があるのですが、

まずは、
気を付けなければ
ならないのは

社員に成長してもらうことと
評価することは別

と切り分けて考えておくことが
重要です。

具体的に言うと

目標設定した売上に未達の
社員に向かって

「どうしてできないんだ、
もっとしっかりやりなさい」

という発言は、

たとえ、冷静に、優しく諭すように
言ったとしても、

真意が伝わるものでは
ありません。

評価と成長を促す言葉が
ごちゃませになっていることに
変わりないからです。

評価をしたいのであれば、

「目標1000万に対して、
今期達成は800万でしたね」

という、事実を伝えることです。

そして、A~Dとか1~5段階の
評価があるなら

今回はCなので、規定したとおり
ボーナスは〇円ですと伝えます。

それを本人がどう感じ、
成長したいと思うのか

次期にどう目標設定するかは
本人しだいです。

もちろん、質問されれば
それについてのアドバイスは
します。

社員に成長してもらいたい
のであれば

期中であれば、

現状できていること

出来ていないことを

フィードバックで伝え

どうしたいですか?と
たずねるにとどめます。

そして、自分で考えて
もらいます。

新卒であっても、
まずは自分で考えることが
成長につながるからです。

これらのことはだれもが
わかっていることですが

そこに感情がのっかると
うまくいきません。

つい、フィードバックより
アドバイスの分量が多くなり

そう動くように相手を
誘導してしまいがちに
なったりもします。

だから最初のうちは
意識して

成長と評価

アドバイスとフィードバック

いったん切り分けて

どちらを選択するのか
認識してから接すること

これが大事だと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

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