部下の変化を感じ取れていますか

第291号

今日は夕方から東京でも雪まじりの雨です。

雨はもっと遅くに降るって言ってたのに
案外早く降りだしました。
ようやく降った雨はうれしいのですが、寒いです。

 

来年は東京オリンピックですが、
昨年の2月は冬季平昌五輪でした。

そこで日本史上初の銅メダルを獲得した
女子カーリングチーム“ロコ・ソラーレ”
このチームを結成して率いたのが本橋麻里さん。

本橋さんが故郷でゼロから作り上げた
チームについて本を書かれました。
チームとは?
コミュニケーションとは?

組織開発に携わる者として
非常に興味深い内容でした。

https://www.amazon.co.jp/dp/4065144140

 

題名の0から1をつくるとは

0から始めることができれば、理想の10に向けた1をつくれると私は思っています。たとえば、どこかの大都市で4まで進んでしまった事業を、理想の10までもっていくためには、一度、後退を迫られたりするかもしれません。

と本橋さんは言います。

ゼロは最強です。アイデアと体力さえあれば、何でも生み出すことができる。

なんというポジティブ志向でしょう。

本書にはもちろん平昌五輪でのこと、
本橋さんが2度、出たバンクーバー、トリノ五輪のことも
書かれていますが、やはり一番気になるのは、
故郷に帰ってロコ・ソラーレを結成するところです。

ソラーレはイタリア語で ” 太陽 ”
ロコは ” ローカル ” のことだそうです。

地元に愛されるチームにしたい
という願いが込められています。

ロコ・ソラーレとして
本格的なトレーニングに入る前に
まず最初にやったのが繰り返しのミーティング。

4年に一度に振り回されないチームになるための深いコミュニケーション重ねていきました。

本橋さんは知っています。

強いグループを形成するためには、崩してまた組み立てること。
遠回りでも一度、ぶつかること。それを繰り返すほかない。

チームは4つの段階を経て、
成果の出るチームに成長します。

『タックマンモデル』は、

アメリカのアメリカの学者ブルース・タックマンが、
チームが成果の出るチームができるまでに

必ず通る道として法則をまとめたものです。

成長する段階は4段階で

①形成

②嵐

③秩序

④成果

という4つの段階を経るというものです。

どこかの段階を飛ばしては、
成果を出すチームにはなれません。

残念ながら、嵐を通らずに、
秩序の段階にいくことはできません。

嵐をいかに乗り越えるかが、
成果の出るチームになるためのポイントです。

Uの字のように、いったん谷に落ちて
這い上がるように上向きに上がっていくことから、

『谷をくぐり抜ける』という表現をしたりします。

まさに、一旦崩して、組み立て直す、です。

ロコ・ソラーレの結成と活躍は
チームビルディングです。

本橋さんが拘ったのは「楽しいカーリング」

“楽しい”の解釈はメンバー5人いたら5人の解釈があります。

だから、

相手をしっかり尊重し、どんなタイミングでも、
誰が何を言ってもいいようなミーティングを何度も重ねます。

全力で試合を楽しむためには、
苦しい練習は必要

この共通認識が生まれました。

話し合いからしか共通認識は生まれません。
ベクトルがあったチームは強いです。

チームビルディングでよく言われることに
人は変われるということがあります。

本橋さんは

”今目の前にいる人は信用しない”
という表現をします。

環境や経験が人を変える、
どんどん変わっていくから、
目の前の今の姿を信用しない
と言います。

 

ついつい目の前の人を印象で
「いい人」「悪い人」と勝手に断定してしまう
のですが、断定するのも自分だけれど、
その断定を信用しないということでしょう。

 

「いい人」「悪い人」と勝手に断定しない
というのはなかなか難しいかもしれませんが

断定した結果を信用しないというのは、
複雑そうですが、でも出来そうな気がします。

そしてその変わっていく人の変化を感じとる
ことが重要だと言います。

 

そうなんです。

ただ話し合えば関係性が深まるわけではないです。

変化を感じ取れるかどうかです。

人を人として尊重して
見ていることができるから
変化に気づくことができます。

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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