戦略で成果を出すための小さな1歩

第715号

「先日研修に参加して
いいこと学んだんですよ。
これで、ようやく戦略ができました」

と、久しぶりに
お会いした知り合いの
社長がおっしゃるので、

「あとは実行ですね」

と申し上げると、

「それなんですが、
実行するにもうちの会社は
コミュニケーションが悪くて。
すれ違ってもあいさつもしない」

とのこと。

別に社員さん同士、
仲が悪いという
わけでもないよう
なんですが、

あいさつは、ないようです。

戦略は、実行しなければ
成果はでません。

そのためにも
まずは、コミュニケーションが必要
ということのようです。

「確かにあいさつしない
というのは、問題ですね」

「社長にもあいさつしないんですか」

と聞いてみました。

「いえ、会釈はしてくれます」

「社長があいさつしているのに、ですか?」

この私の問いに対して

社長は怪訝(けげん)そうに

「僕からあいさつはしません。
してきたら、しますが」

お互いの間で
少し間があって

「そうかぁ、僕が
あいさつしないのに
みんなあいさつしませんよね。
そういうことですよね」

普段からいろいろと
学ばれているので

こうしたちょっと
した話から、すぐに
頭がクルクルと回転して
自分で気づかれたようです。

みんなあいさつしない

このなかに
社長も含まれて
いるということ。

知らず知らずのうちに
どこか他人事になって
いました。

コミュニケーションを
良くすると考えると

すぐに傾聴とか
対話とかがでてきますが

同じように、

あいさつをするという
当たり前のことが
当たり前にできている
ことも大事です。

あいさつだけで
コミュニケーションがよくなる

とは言いませんが、

その第1歩には違いありません。

だったら、まず
できることがあります。

社長が、社員の顔を見て
あいさつする。

この当たり前を
続けることが

安心や、信頼関係を
生んでいきます。

あいさつは
一番簡単に
気持ちを伝える
言葉です。

すばらしい戦略も
実行するには

社員にまず聞いて
もらわなければ
始まりません。

信頼関係がある人が
説くから聞いてみよう。

その戦略を実行して
みようという
気持ちになるんだと
思うんです。

すばらしい戦略は
それを実行する人の
気持ちが

そこに乗っかってこそ
成果につながります。

お読みいただき、ありがとうございました。

このブログを編集して、
メルマガを平日2回お届けしています。
ご希望の方は、 下記フォームより
ご登録ください。

メルマガ申し込み
 

関連記事

コメントは利用できません。