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第599号
季節の節目である節分が過ぎ、今日は立春。
暦の上では春、というわけです。
1月にたてた目標の進捗はいかがでしょうか。
以前にもここでお伝えしてきた
体力づくりのためのジム通いですが、
これまでは、ちょっと食べ過ぎたな
と思っても、翌日からカロリー摂取量を
減らしていくと、いつもの体重に
戻っていったものです。
それが最近、体重が落ち切りません。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/11/8941da24eecb18054a5f591475a4a8b9-164x300.png)
トレーニングを始める前より、体重が
多いときもある始末です。
トレーナーに言わせると、
筋肉量が2キログラムほど増えて
いることも要因のひとつだそうです。
もうひとつは
ダイエット経験がある人なら
一度は経験されたでしょうが、
「摂取カロリー」 < 「消費カロリー」状態
を続けているだけでは、ダイエットの成功は
難しいのです。
いわゆる停滞期という体重が
なかなか落ちない状態が続きます。
これは、身体には「恒常性」
という機能があるからです。
この「恒常性」
これまでも何度かお伝えしてきた
人の行動ができるようになる
(習慣化する)までの
段階を示したものに
『ホメオスタシスの壁』が
あります。
「知らない」
↓
「知っている」
↓
「やってみる」
↓
「わかる」
↓
「できる」
↓
「している」
このホメオスタシスを、
日本語では
恒常性(こうじょうせい)維持機能
と呼ばれています。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/06/knowhow9-300x206.png)
これまでブログでは、
「している」という状態まで
持っていくことで、
初めて習慣化するという
視点からお話させていただいて
きました。
一方で、
「恒常性」とは
環境が変化しても
体の状態を一定に保とう
とする生体的働きのことを
指しますから、
その習慣化されたものを
くずそうとするのは
容易ではありません。
外部環境の変化に対して
一定に保とうと「反発する」機能
が恒常性(ホメオスタシス)でも
あるわけです。
冒頭の私の体重の話。
身体は摂取カロリーが
少なくなることに慣れれば、
そのなかで、消費をやりくり
するようになります。
つまり慣れ=習慣です。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/05/dcf73fcb92538fade839914d5c3a0db7-300x225.jpeg)
身体が熱くなったら
汗を出して体温の上昇を防いだり、
寒いとブルブル震えて
体温上昇をはかろうとしている
のも同様の反発です。
身体だけの話ではありません。
年始にたてた目標
目標に向かって行動しよう
とすると、「恒常性」が機能して
3日坊主になってしまいます。
まるでゴムのように
前に進もうとすると
元に戻ろうと引っ張る
という、イメージです。
で、
またトレーニングジムの
トレーナーの言葉
「そこでやっぱりだめだ、と
あきらめるのでなく、
反発が起こるのは、
目標達成に向けて進んでいる
証拠だと考えましょう。」
確かに、進んでいるから、
反対に引っ張られているわけです。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/01/046d080ff83cdb2e4b2fed7ff51677e9-300x200.jpg)
ダイエットを継続するコツは
やっぱり継続すること、
だそうです。
フツーなことが、難しい。
体重を落としたいから
と言って極端に食事制限
するのもNGです。
習慣化するのも
慣性から解き放つのも
「継続すること」
それをどう組みたてるか。
ここがポイントです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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