評価の正解?

第544号

先日、行った評価決定会議の予行演習中
一人の部長から「正解はなんですか」
「正解はどれなんですか」
という意見がでました。

確かに評価点数をつけるとき、
いったいどう判断すればよいのかは
迷うものです。
ですから、部長が知りたいと思うのは
よくわかります。

ただ、評価には正解はないんです。
あるのは、納得です。

よくあることとして
評価のつけ方を
仮に1~5段階(数が大きいほうが上位)
とすると

評価3が、出来具合の100%で
それを10回できる場合だと定義すると

4は何回できればいいですか?
と、聞いてくる方もいます。

数字で示してほしい、
ということですね。

評価3が100%だったら、
評価2は70%くらいだとすると
7回できたときは2と評価すればいいですか?

というような感じです。

成果については「定数評価」しますが
それ以外の行動や能力については、
数字化せず「定量評価」です。

なぜなら“絶対”という正解はないからです。

正解があれば、どこの会社も、
毎年、評価者研修を行うことはないでしょう。
なかなか定まらないから(うまくいかないから)
評価者研修を行っている、と言えます。

どうしてうまくいかないのでしょうか。

他者に正解を求めるからです。

正解があるとすれば、
それは、自分達で正解(と決める)
ことです。

自分達で決めたから、
納得できるでしょ、というものです。

納得するのは、最終的には
評価対象者が納得することを指しますが、
まずは伝える側が納得しなければ、
伝えられません。

成果(成長)できる=正解
と、定義するなら

そこに導く確率を高める要素を
評価会議の中で、皆で決定し
共有していくことです。

事例[ノウハウ]の積み重ねです。

顧問先の販売業では
接客する社員は
毎朝朝礼で鏡に向かって
笑顔の練習をすることから
始まります。

事前に100点の笑顔の見本となる写真を
各店に配布していました。

ここで示した写真は正解ではなく
正解への確率をあげる
ひとつの選択肢です。

間違いではないし、
これをやることでマイナスになることは
ありません。むしろプラスになります。

ただ、これのみが正解ではないので、
いわば正解の要素のひとつ、
とでもいいましょうか。

評価に正解はありません。
ある意味、正解をあきらめることから、
評価の基準が決まります。

お読みいただき、ありがとうございました。

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