連休明けの新入社員 ”慣れる”から”なじむ”へ

第386号

例えばFacebook
一生懸命書いた内容でも、
いいねと言ってもらえるとは限らないし、
なんてことはない日常の投稿のほうが
上位に表示されることもあります。

と、毒づいてしまいましたが、
一概に内容の良し悪しと表示の上位とは
比例しません。

生まれた時から携帯があるような世代は、
こんなSNSの世界のコミュニケーションを
ずっとがんばっているのですね。

Facebookの仕組みはよくわからないので
これを例にとって話を膨らませられませんが、

せめて、会社の評価は、こういう基準ですよ
と教えてあげたいものです。

どういうがんばりをすればよいのか、
それがわかるだけでも、入社3ヶ月での離職は
避けられます。

その基準の前に揃えておきたいのが
「言葉の定義」です。

10連休があけると、新入社員の皆さんも、
お客様扱いから、厳しく指導される段階に
入っていきます。

緊張が解けた一方、モチベーションが上がりにくく
なっている新入社員が見うけられるこのタイミング
だからこそ、行き違いがないように、
言葉の定義、決めておきたいものです。

配属時、人事が各部署の上司に
「しっかり教えてください」と伝えると、

「学校じゃないんだから、わからなければ
聞いてくればいい」と答える上司がいます。

あるいは、「いつでも聞いてきてください」
と言葉は優しいですが、これもまた結局
教えない上司もいます。

確かに、1度教えた後であれば、
わからなければ聞いてきてください。
というスタンスはよいのですが、
最初は、やはり教えてほしいです。

そしてその「教える」というのは、
どこまでを指すのか?
この言葉の定義を各部署間で揃えることも必要です。

教えるとはどういうことでしょうか。
web辞書で見てみると

教える:知識、技能を身につけられるように導く

“身につけられるまで”というのがポイントです。
言う、伝える、ということでは足りません。

では、どういうことを具体的に言うのか。

それを各部署の管理職が集まって
会議をして決定するようにしています。

当初は会社が定義して伝えていましたが、
伝えるより自分たちで決めたほうが早くて、
浸透しやすいということで、会議で決定して
もらうようになりました。

 

教える、教えない以前に
実は新入社員にとって
大きなハードルがあります。

 

それは、上司、先輩に、質問するタイミングが
わからないということです。

そもそも、「相手のペースにあわせる」
ということに慣れていない人が多いのが
新入社員の特徴のようです。

 

ですから
「いつでも声かけていいよ」
の代わりに
「いつ、声をかけたらよいのか」

まずは一定のルールを作ることから
始めていただければと思います。

 

連休明け
会社に『慣れる』段階から『なじむ』段階へ。

上司は導いてほしいものです。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

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