部下評価の点数 実践していないことはできない

第273号

先日のブログ
https://www.suzukey-stone.com/2019/01/12/273/で、
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最近ではお金以上に
「信頼」の価値が高まってきているように思います。

[省略]

信頼を積み重ねるには、

・ 期待に応えるよう仕事する
・ 自己研さんする
・ 成長する

愚直にこれらを実践することです。

当たり前のことをやるだけなんですが、
だけど、ずっとやり続けることは難しい。

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と、書きました。

 

私の今年の目標は

 “お客様からの信頼貯金を増やす” ことです。

 

明治大学の優勝が22年ぶりとは。
もっと最近でも優勝してると思っていました。

1月12日秩父宮ラグビー場で行われた
大学選手権で、明治大学が天理大学に
22-17で勝ちました。

最後まで守りに回らず、” 前へ、前へ”

私の世代だと「前へ」と言えば北島監督。

早明戦がなつかしいです。

 

現在の明治の田中澄憲監督は

コーチから監督に就任当初、

「マインドセット、心構え。日本一を本気で目指すチームか、目指す努力をしているか。それを去年来た時に思いました。去年やったのはそこだけです。そこをしっかりと叩き込んだ。今季はもう少しラグビーのシステムに着手しました」

ということです。

やはり、あり方が整ってからの → システム

 

そして明治大学ラグビー部のホームページには
http://www.meijirugby.jp/philosophy/

 

“北島先生の指導方針”というのが

一番上に掲げられ

◆田中体制指導方針
“「前へ」の実践と追及”

・逆境の中でも積極果敢に立ち向かい現状を打破する精神

・目標を見据えて一歩でも前進する意思と行動を保有すること

と。続いています。

前へ というのは明治ラグビーの不変の理念なんですね。

前へ これが結実したのが決勝戦でした。

福田主将は勝った直後のインタビューで勝因を聞かれ

「明治のプライドを持って戦えたことがすべてだと思います」と答えています。

前に出るラグビーで勝つ、これがプライドということでしょう。

前へ というのは、ラグビーのスタイル
のみを指すのでなく、生き方というか
哲学みたいなものを指しているんだと
田中監督は言います。

 

“北島先生の指導方針”にも、このように書かれています。
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技術は第二義的なもので、平素の鍛錬は体力と同時に、
精神も並行させなければならぬと考えている。

しかも、選手自らが自発的に進んで行わなければならない
と北島先生は指導していました。
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【明治ラグビーの精神】のなかのひとつには

何事にも正面から真摯に立ち向かう

と、書かれてもいます。

勿論、精神論だけでは優勝できません。

1年間、外国人に負けないからだ作りのため、
各自で目標値を設定し、科学的な筋力トレーニング
に励む。
さらに、レスリングコーチの指導も受けて、
効果的なからだの使い方も磨いてきたそうです。

この”日々の実践の積み重ね”が
勝利につながったことは言うまでもありません。

 

グランドの内外で、選手自らが自発的に
前へを実践し続けてきたからこそ、
残りワンプレーで『前へ』出ることが
できたのだと思います。

 

私自身
あらためて信頼を積み重ねるには

目立った、大きなことをすることではなく、

当たり前のこととして

・ 打合せに遅れない

・ メールが来たら24時間以内に返信する

・ 打合せの事前準備をして訪問する 等

普通のことをやり続けることなんだと感じます。

『実践していないことは、出来ません』

 

信頼を得る言動は、日々の実践あるのみだと
あらためて思いました。

 

評価制度を作っても、
実際の評価がうまくできないと、
運用自体がうまくまわりません。

中小企業では、社長以外は
部下を初めて評価することになります。

評価の点数をつけるのは
年に4回あるいは2回かもしれませんが、
その時だけ、部下を見て点数をつける
というのでは、適切な部下評価はできません。
適切な部下の育成もできません。

日頃の部下指導、
部下を観察しているか

これが、
評価の点数の信頼性
部下の成長ができるかどうかの
結果を分けることになります。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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