本部長と部長 活かしきれていますか-2

第531号

ラグビーワールドカップでの
日本代表チームのダブルキャプテン制
について、前回に引き続いて書いていきます。

サモアとの試合中、前半、少し日本が
もたついているときに
解説者の方が
リーチ・マイケル選手に対して
「ピーター・ラブスカフニ(ゲームキャプテン)
をもう少し、助けてほしいですね。」
というニュアンスの発言をしていました。

ピーター・ラブスカフニ選手も
ペナルティゴールや
スクラムかキックか等の
判断を良く考えているだろうけれど、
そこにフォローをしてあげてほしい

という趣旨だったと思います。

確かにそれも必要なときが
あるのかもしれません。

でも、ダブルキャプテン制を
これまでも試して準備を整えてきた
このチームの選択は、

ゲームキャプテンにその判断は
「任せる」ということです。

何より、精神的負担を軽減させ、
プレーに集中させるための
ダブルキャプテン制という判断が
ブレることはありません。


本部長と部長をともに活かすためには
本部長は部長に指揮を任せれば
よいということでしょうか。

結論から言えばそうなります。

そこには、前回のブログで書いた
ピーター・ラブスカフニ選手の言葉が
ヒントになります。

リーチ・マイケルキャプテンは、しっかりしたビジョンも持っていて、我々がそれと同じ絵を見られるように引っ張っていける。

ビジョンを共有できていることが
肝心だということです。

意思の統一ができているから、
ゲームにおいて、
ピーター・ラブスカフニ選手の判断に
委ねられるのです。
ピーター・ラブスカフニ選手の判断は、
キャプテンであるリーチ・マイケル選手の
判断でもあるからです。

現在、日本代表を率いる
ジェイミージョセフヘッドコーチは、
”現代ラグビーには2人のリーダーが必要だ”
という考えを持っています。
それは、長丁場のスーパーラグビー
(ラグビーの国際リーグ戦のようなもの)
では、必須だと考えて、
すでにダブルキャプテン制を導入して
その効果は実証済みです。

このダブルキャプテン制が
機能しているのは
あるいは機能するためには

チーム内の個々の実力のアップと、
リーダーをフォローしてくれる
それぞれの領域を担当する
リーダーグループのフォローが
あってのことです。

4年前、南アフリカとの1戦で
確かに最後スクラムを選択したのは選手です。
でも全般にはやることは決まっていました。

サモア戦から一夜明けて会見した
スクラムハーフの田中史朗選手いわく

相手の力であったり、相手の癖であったりを試合中に見ながら、みんなで判断しながらプレーしている。

ここに4年の進化があると言います。

組織を作る設計図ともいうべき、
「マッキンゼーの7S」というものがあります。

経営コンサルティング会社の
マッキンゼー・アンド・カンパニーが提唱した、
組織開発を考えるうえでのフレームワークです。

ハードの3S(戦略・組織・システム)と
ソフトの4S(価値観・人材・経営スタイル・スキル)に
分類されます。

ダブルキャプテン制も、
本部長、部長という組織図の変更も
いわゆる“システムの変更”です。

システムが変わるということは、
その拠り所となる価値観や必要な人材との
整合性が必要です。
つまりハードだけ変えても、組織は動かない
ということです。

あえて、順番をつけるなら、
本部長、部長ラインを組織に組みこむなら

それにふさわしい人材がいること
ビジョンの明確化と共有

これらが伴っていなければ、
骨抜きのシステムになってしまいます。

どうしても、ハードの3Sの整備に
目がいってしまいますが

たとえば、人事制度という
システムを作る場合でも
その前提として、
少なくとも価値観
(ミッション、ビジョン等)は、
明確になっていることが必要です。

組織作りの仕組みとして
本部長という職位を導入
するのであれば、
その前に、この組織で
何をなし得たいのか
大事にしている価値観は何かを
明確にして、共有することを
抜きには始まりません。

お読みいただき、ありがとうございました。

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