10連休も労務問題も準備の徹底が大事

第372号

いよいよ今週末から10連休が始まります。

準備はできていますか?

会社としての対応もありますが、
皆さんご自身の生活にも影響が大きい10連休。

対応はできているでしょうか。

<即位日等休日法の施行に伴う大型連休への
対応について(概要)/平成31年4月15日一部改定>

https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/about/gaiyou/20190415kaigishiryou.pdf

小さいお子さんがいるご家庭は、
連休中でも診てくれる病院が近所にあるか、
チェックしておきたいですね。

でも、誰にとっても一番気になるのが
ATMの稼働です。

カード時代とはいえ、
連休中、まだまだ現金が必要
なことも多いです。

原則、すべてのATMは、
通常の土日・祝日と同様に稼働
ということですが、休日の場合は
手数料がかかってしまいますから、
25日、26日銀行が混むのは必至です。

振込みやカードの引き落としが
連休の関係で、5月7日に集中する
ことも考えられ、ここも混み合うことは確実ですね。

私のような個人事業主は、今から支払い
のために、銀行をはしごして回って
残金増やしたり、お金を移動させたり、
対応しています。

でも、入金が26日に集中するので、
事前準備だけで完了ともいかなそうなので
大変です。

手元に予備としてどれくらい
お金をおろしておけばよいのかも
気になるところです。

通常1日どれくらいの現金が必要か、
概算を出して、単純にそれに連休日数で
乗じた金額を、引き出しておいて手元に
置いておくということになりそうです。

一人暮らしなら5,000円×10日=50,000円
という感じでしょうか。

 

人事労務の現場でも

「将来のために今から準備をしておきましょう」
というのはよく言っています。

どうしてもあらかじめ想定できるリスクを回避する
という発想が労務です。
過去の出来事から会社のアキレス腱にならないように
制度や規則を作るという考え方です。

 

当たり前のようですが、
それがなかなか徹底できていません。

いわゆる問題行動が多い社員について、
ついつい会社は始末書の枚数だけを数えて、

あるいは6か月たったから
そろそろ退職勧奨してもいいですか?
と尋ねられることがあります。

始末書●枚でレッドカード

問題行動から6か月~1年間の間に
教育指導しても改善されないときは解雇できる。

というような表面的なことが独り歩きしています。

”いざというときのための準備”というのは、

始末書の枚数を集める。

注意を1回したら、後は6か月が経過するまで放っておく。

ということでは準備が“徹底されている”とはいえません。

裁判所も、形ばかりの対応か、
きちんと対峙した対応をしていたかは
見抜いてきます。

ポイントは、どれくらい真剣に指導したか。

それに対して効果はあったか

プロセスがわかるような手続きを残しておくことです。

そして、これを問題があったとき、その都度都度の
対応にせず、手順書としてまとめておくと、さらに効率的です。

勿論、解雇ありきではなく、教育、指導で
改善してもらえれば、会社にとっても
これまでかけた時間や経費が無駄になりません。

だから、本気で改善するように本人以上に上司が
思わなければ意味がありません。

実は、将来のために準備することは、
より大きく前に進むための必要な準備です。

お読みいただき、ありがとうございました。

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