バレンタインデーの目標と目的

第305号

今日の研修で、女性の方が
研修で頭を使い過ぎたときの
糖分補給と
バレンタインデーにひっかけて
チョコを皆の机に配ってくださいました。

そうです。
今日は、バレンタインデーでした。

 

バブルの時代を経験していると、
この時期のチョコレート売り場といえば、
熱気がすごかったのですが、
今は混雑はしていても、殺気だった
感じではありません。

おだやかな感じです。

少し前から、意中の男性に
チョコを贈る割合が下がって、
代わりに友達に贈るとか、
自分へのご褒美とかの
割合が増えたと言います。

そういう影響もあって、売上も減少傾向のようです。

一般社団法人日本記念日協会
http://www.kinenbilabo.jp/?p=735

 

バレンタインデーは
メリーチョコレートカムパニーの
チョコレートの販促イベントとして
始まりました。

『女性が男性に1年に1度愛の告白ができる日』
というキャッチコピーが女性の心をとらえ、
今日まで日本の恒例行事として根付いてきました。

2017年60回目のバレンタインを迎え、
メリーチョコレートカムパニーは、
『わたしが楽しむバレンタイン』
というコンセプトを新たに打ち出しました。

メリーのバレンタインヒストリー
https://www.mary.co.jp/mary/brandstory/valentine.html

 

バレンタインのチョコのコンセプトは変わっても、
コーポレートメッセージの
「想いを贈る」は変わりません。

 

贈る相手は変わっても
「想いを贈る」は変わりません。

 

逆に言うと、
コーポレートメッセージは変わりませんが、
コンセプトは変わるということです。

 

社長と社員では見ている景色が違います。

社長が10階建てビルの屋上から
外を眺めているとすれば、

社員は3階あたりから
外を眺めているとします。

当然見える景色は社員は短く
社長は遠くまで見渡せます。

この差は、
社員が見ているのが目標
社長が見ているのが目的

というように、置き換えることができます。

同じ線上にあるものを目指していることを
社長はわかっていますが
社員は目標の先の目的を
案外知らない、ということがあります。

これでは、会社はコロコロと
言うことが変わるというように
社員にとらえられて
成果が出ません。

”想いを贈る”という目的を社内で周知していたら

”女性が男性に1年に1度愛の告白ができる日”が

”わたしが楽しむバレンタイン”

に変わっても、

社員は不安になることはないですね。

是非、共有したいものです。

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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