部下面談は 新鮮なうちに

第214号

11月第3木曜日(今年は15日)は
ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日です。

今ではそんなに大騒ぎしませんが、
私が小売業に勤めていたころは、
バブルのころでもあり、お店でも一大イベントでした。

今はすっかり定着した感じですね。

ボジョレー・ヌーヴォーは毎年ブドウの格付け
をするためにキャッチコピーを発表しています。

「理想的な条件の元、素晴らしいヴィンテージへの期待高まる」

う~ん、わかったような、わからないような。

要するに「最高の出来」だそうです。

ちょっとこれでは、伝わりづらいですね。

今はすっかり風物詩として根付いた
ボジョレー・ヌーヴォーだからこそ、
こういう表現も通るのかもしれません。

ちなみに、ファンの間では、このキャッチコピーを
毎年楽しみにしている人も多いそうです。

 

伝わらなければ困るのが、評価制度の
評価のフィードバックです。

目的は、現状の評価よりも、
部下の成長を促進するための支援です。

ここで気をつけたいのは
「伝わる」イコール「合意」ではありません。

 

コミュニケーションは ” 意味を共有”すること
であって、” 合意 ” しなければならない
ということではありません。

人によって意見が違うのは当たり前です。

自分がどうしてこういうふうに考えるのかを
わかってもらう (理論で打ち負かすことではない)。

お互いの立場を理解することです。

合意を強制することはしませんが、
部下が動く伝え方をすることが
上司の役割になります。

どうすれば伝わるのでしょうか。

日頃、どれだけ気づいたときに
即座に伝えているかどうかです。

上司もプレイヤー部分があるなら
いつも部下を観察できないですが、
観察できるときに気づいたことを
伝えることの積み重ねが、
信頼関係を育みます。

評価面談は半年に1回、かもしれませんが、
部下面談に回数制限はありません。

ボジョレー・ヌーヴォーは、
新鮮さが特徴です。

長期保存向きではありません。

解禁されたらすぐに飲みきることが
よいとされています。

 

部下に伝えることも、” 新鮮なうちに ”
伝えることが一番伝わりやすいです。

立ち話でも、たとえ5分でもよいので
新鮮なうちに伝えましょう。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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