次の世代に継承ではなく、承継するということ

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗です

第032号

突然ですが、「継承」と「承継」の意味の違いってご存知ですか?

web辞書で検索すると、どちらも受け継ぐことです。
もう少し調べてみると、
継承-「身分」「権利」「義務」「財産」など
具体的なものをそのままを受け継ぐといったときに
使われることが多いようです。

承継-「精神」「地位」「事業」を受け継ぐといったときに
使われることが多いようです。
ちなみに承継は法律用語でもあります。

この違いはなんでしょうか?
会社というモノを受け継ぐだけなら、継承でもよいのですが、
先代の理念や精神を受け継ぐのであれば、
承継するというほうがよいようです。

社長が後継者に一番引き継ぎたいのは、
きっと、この理念や創業の精神なんでしょうね。

一番引き継ぎたいから、一番最後に伝える。
まさか、おいしいものは最後に取っておくと
いうことではないでしょうに、
なぜだか、理念や精神を伝えきれないまま
事業を引き継いでしまうことも多いようです。

今、どういうところと取引していて、
預金はいくらあって等

目先のことではなく、
将来の収益を生み出していくのは、
理念や精神です。

迷ったとき、何を拠り所に決断してきたのか、
幹部社員や銀行から、いろんな意見が出てきたときに
何を基準に決めるのか。

経営理念であり、創業の精神が助けになるのではないですか。

経営理念が必要なのは、社員も同様です。

雇用形態や仕事の仕組みが多様化し、
目まぐるしいスピードで社会が変化する今、
求められているのは現場の力です。

まさに

事件は会議室で起きているんじゃない、
現場で起きているんだ!

ですね。

現場の力とは、競争に打ち勝つ
商品開発や顧客開拓など、
現場でしかわからないことが、
今後ますます企業間競争では
重要な視点になります。

以前にブログで紹介した

キリンビール 高知支店の軌跡

あとがきで、作者の元キリンビール株式会社
代表取締役副社長田村 潤さんは、

営業や製造の現場の力が弱くなっているように感じます。

「現場力」それと同時に
何のためにこの仕事をするのかという「理念」が
弱くなってきていると思います。

と、言われています。

時代は変わっても、答えはいつも現場にあります。
迷ったら、ここからもう一度始めるしかないのだと思います。

そのとき、現場の力を引き出すのは、理念の力です。

なんのためにこの仕事をするのかという
強い想いがなければ、日々の難しい問題を
突破することはできません。

理念の力を強めるには、常に意識することです。
でも、それはちょっと現実的には無理ですね。
忘れることも多いものです。

だから多くの会社が文字にして
手帳にはさんだりしているのでしょうね。

現場力にも大きな影響をもたらす理念。
先代の理念を引き継いだ後継者がやるべきことは

理念をよりイメージしやすい未来像、
ビジョンとして、社員に示すことです。

ちなみに私の理念は
経営者と社員の成長する現場に関わる です。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

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