社長のお困りごと起点の落とし穴

つまるところ人と組織
社長の想いを語りなおして
思考×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗です

第010号

私はそもそもというか、社会保険労務士です。
社会保険労務士として、●●さんの態度が悪いんだけど、
どうしたらいいですか?とか、
解雇したいのですが、できますか?というように、
お困りごとを相談していただいて、
それを解消するという関わり方が多いです。

就業規則は、経営者目線での
リスクヘッジ型の就業規則を作ります、
なんてことを少し前まではお伝えしていました。

少し前まで、と区切ったのは、
今は、そういう視点ではない場合もあるなぁ
というのが、今の私のスタンスだからです。

お困りごとを解消するのは間違いではありません。

ですが、社長のこのお困りごとを疑ってみるというか、
簡単に信用してはいけないのだと思っています。

このお困りごとが
真のお困りごとではないかもしれないからです。

一般社団法人日本キャッシュフローコーチ協会
代表理事で、ビジョナリーパートナーの和仁達也さんは
思考の型をビジョナリーコーチングと名付けて
お客様をコーチングしています。

このビジョナリーコーチングという手法は、
書籍「コンサルタントの教科書」の中でも紹介されています。

ビジョナリーコーチングの型は
第1ステップ タイトルを決める

第2ステップ 現状を知る

第3ステップ 理想を描く

第4ステップ 理想に近づくための条件を探す

理想に近づくための条件を探す3つの視点として
・環境
・行動
・能力

社長がもちかけてくる相談はあくまで入口、きっかけだと言います。

確かにそうだなぁって感じます。
ですから、あまり社長が発したお困りごとに囚われると、
本当の相談ごとが見えないままで終わってしまうことになります。
私は、自分で言うのもなんですが、熱いです。

暑苦しいの一歩前で止まって見えるのは、女性だからかもしれません。

それくらい熱く話すので、
お困りごとの本質にたどりつけなくても、
社長も、もやもやはあるけれど、
こんなに一生懸命になってくれてありがたい、
で終わってきました。

ありがたいけれど、
真のお困りごとの解消にはなっていないのです。

私自身は、熱く語ったことで間違った達成感や、
社長もありがとうと言うので、満足感を持ってしまっていました。
これって双方にとって、よくないですよね。

本当の悩みにたどりつきたいなぁって私自身が思うようになって、
ようやく、和仁さんの型を真剣に実践してみようと思いました。

知ってるから、動ける。とは限らないのです。

効き脳的に言うなら私の保守的なBの思考が
やってみることを躊躇させていたとも言えます。

今、ビジョナリーコーチングの型を意識して
社長と対話するようになると
最初に、今日のお題であるタイトルは決めるのですが、
最終的には、全然違ったものになることがあります。

社長の言うお困りごと起点だけで話を進めると
その問題の解消が、ほしい答えのように感じますが
そもそもそのお困りごとを解消したい理由は?
なりたい理想は?

って考えると、見えてくる景色が違ってきますね。

社長自身もその質問が真の質問かどうかまで
考えているわけではありません。
だから、相談を持ちかけられた私が
疑う(いったん白紙に戻す)手順を踏むことが必要です。

これは、人の相談にのる場合だけでなく
自分で自分の思考の方向を明確にする
セルフコーチングの手段としても使えますね。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

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